#161 (前編)テクノロジーの進化が戦争を変えた!?第一次世界大戦・前日譚

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※日本人のための第一次世界大戦史の著者を「イタタニ」さんとご紹介しましたが、正しくは「イタヤ」さんです。

【今回の内容】
今回は技術面の発達について/おすすめの参考文献「日本人のための第一次世界大戦史」/第一次グローバリゼーションの達成/交通手段の発達/普仏戦争の集結/電信と証券取引の充実/戦艦の発達/炸裂弾の発明/装甲艦/スクリューの発達/鉄道の戦争での優位性/株式会社の活躍/こんなはずじゃなかった、、

樋口:はい、ええ前回までは第一次世界大戦への概要をお聞きしたんですけども、今回からはいよいよ本編突入でございます

深井:まずは技術面の発達について伝えていきたいと思うんですけど。オススメの本がありましてそこからけっこうとってますんで、参考にさせていただいてます。日本人のための第一次世界大戦史、板谷敏彦さんの本ですけど、めっちゃわかりやすかったです、これ。

楊:とてもよくまとめられてる。

深井:すっごいオススメ。だから今から言う話は結構そっからとってる。この話と次の話くらいはそこからとってる。けっこう珍しい、一つの本から1話を構成するってのは。けどそんくらいわかりやすかった。

樋口:ふうん。すごいおすすめ。

深井:是非おすすめなんで、これ聞いた後にもっとちみつけたいひとは読んで買ってもらった方がいいと思います。

樋口:是非、コテンラジオの参考文献からクリックしていただくとちょっとだけアフィリエイトが入る。

深井:そうですね、ほんのちょっとだけ。そうですね。ありがとうございます。

樋口:数十円か数百円ですけど、お願いします。

深井:まず1870年くらいから1914年くらいまでの世界大戦の前の半世紀くらい。この時代ってのいうはいわゆる列強の時代と言われるんですけど。同時にグローバリゼーションの時代と呼ばれる。今の時代もグローバリゼーションと呼ばれる。じつは第一次グローバリゼーションというのがこの時代にあるんですよね。

樋口:第何次みたいなのがあるんですね。

深井:そうなんです。今インターネットが繋がったから僕たちグローバリゼーションしたかなという感覚でいるんだけど。実は世界一周旅行ができるように初めてなった時がこの時期で。この時に第一次グローバリゼーションが達成されてる。今まで起こらなかったことがたくさん起こってる。だいたい蒸気船というものの存在がとても大きい。1865年に南北戦争アメリカの南北戦争、これはアメリカ開拓史の最後の方のやつだよね。が終わると1867年くらいから蒸気船でサンフランシスコと横浜と香港が繋がれたんだって。ちなみにこれ、坂本龍馬が殺された年、この翌年明治維新。これナポレオンの時代だったら何年もかかるはずだった世界一周が数ヶ月でできるようにした。今だったらもう1日2日でできますけど。

楊:人の交流ができるような状況にあったんだろうね。

深井:そうそうそう。その2年後くらい1869年にはアメリカで大陸横断鉄道が開通する。これサンフランシスコからニューヨークに行くまで。今まで船で行ってたんだって。すごいよね、船でいくからすごい迂回してパナマを。

樋口:パナマ通らないといけない。

深井:横断鉄道できたからその鉄道で一気にいけるようになった。あと、スエズ運河も開通して、欧州とアジアの距離ってのがすごく縮まった。こういうふうに交通手段、鉄道と蒸気機関、蒸気船というのが発達したことで世界が横に繋がれて行くわけです。1871年に普仏戦争というプロイセンていう今のドイツにある国ですね、これ宗教改革の最後の方で言いましたけど、神聖ローマ帝国は力を失ってばらばらになったって話をしましたけど、そのうちの一つです。プロイセンてのは。

楊:ドイツの元になった国っていっていいのかな。

深井:そうだね。中核に、今のドイツの中核になった国ですね。ドイツ人から怒られそうですけど、そうです。それがフランスと戦争してた。これあとで詳しくでてくる。それ終わった。フランスもそれで鉄道網、いままで戦争に使ってた鉄道が旅行に使えるようになってある意味平和な時代がおとづれる、この世界大戦のまえ。めちゃくちゃ交通が活発になって行き来が活発化して行く上に、これコミュニケーション史でやったけど電信、有線での電気通信ていうのが発明されたので、情報も1日2日で届くようになるんです。まだ、ちょっと1日くらいかかってた見たい。1866年くらいに同時期ですよね、65年とか69年とかいってたからほぼ同時期に電信ケーブル網が日本や香港、大西洋を横断してつなげられたりだとか、されてたりとかね。そうすると何に一番使われたか、たぶんコミュニケーション史でも言ったかな、証券取引に使われた一番。

楊:金融。

樋口:ああ。はいはいはい。

深井:電信ケーブルが出来た時に何に使われたかって言ったら。結局その時鉄道を作るための鉄道債、株式の売買というものにこの電信ケーブルってのが使われてそれでロンドンを中心にめちゃくちゃやりとりをされる。わけです。

楊:そうそうそう。第一次世界大戦ていうとヨーロッパの列強たちが争いあったと言うふうに思われがちじゃないですか。僕も実際そう思ってた。争ってるからどうせすごくお互い仲悪かったんだろうというイメージがなんとなく僕も勉強するまえに持ってたんですけど。じつはそうでもない。もちろん小競り合いとか色々あるんですけど、それ以上に貿易とか投資だとか金融だとかそういったものを通じすごく距離が近くなって一つになりつつあったんです。そういうイメージなんですよ。別にいつも1日24時間365日ずっと戦争とかばちばちやってたわけじゃない。繋がってたんですよ。

深井:それは資本主義の勃興だよね、いわゆる、資本主義が勃興して自由主義経済っていってみんなが貿易しまくろうねっていうのをイギリスが牽引してるからそういうふうになっていくわけです。金融市場ではやりとりがめちゃくちゃあって、株式会社同士もやりとりがあるよって話になるわけです。

樋口:はい。

深井:実際日本の明治政府とかイギリスから軍艦買ってたりした。

楊:東郷平八郎の三笠とか。

深井:それも一部。それに樋口さんの好きな土方さんとか乗ってた、軍艦に。

樋口:新撰組の。

深井:これもお金の歴史のときに言ったと思うけど、ドイツとかフランスとかは為替がすごい活発になっていく、為替というかやりとりが活発になっていくから、為替リスクを下げるために金本位制を採用して外貨との変動差が思いっきりでたりしないようにする。

樋口:なるほど、調整とか入ったりして。

深井:そう。この辺の表現はあまり正確じゃないかもしれない。

樋口:はいはい。

深井:という感じが起こるんですね。それと同時ではないんだけど、さっき蒸気船の話しましたけど、蒸気船の話もう少し詳しくすると。ナポレオン戦争っていってナポレオンが1789年のフランス革命の後にナポレオンが出てきて、フランスってのは一回帝政になっていく。ナポレオンが皇帝になるから。その時にナポレオン戦争みたいなのやってる。このナポレオン戦争で欧州の他の国々がフランス革命が怖くなったから攻撃したって話をフランス革命の時にした。イギリスとトラファルガーの海戦てのをやってた。

樋口:海戦ていのは海ですね。

深井:海の戦いをしてる。この海の戦いってのはパイレーツオブカリビアンみたいなのを想像したときに、大砲が横についてて、船の。一列に並んでぼんぼんぼんぼん撃ち合うみたいな。ああいう戦争なんです。これシップオブザラインていう、戦列艦ていう。そういう戦いをしてる、蒸気船になる前ってのは。帆船、帆を使った船。これで撃ち合ってぼこぼこにしたあとに近づいて乗り込んでいって倒すみたいな戦い方をしてる。1807年にアメリカ人が蒸気機関ていうのを小型船に搭載してみたんだよね。それは外輪ていって船の横になんていうんだろう、あれ。

楊:水車じゃないけど。スクリューみたいなの。

深井:水車みたな、スクリューじゃない。

楊:水車だね。

深井:この後スクリューがでてくる、別の発明として。水車みたいなのをつけて、その水車の力で両輪、タイヤみたいな感じで水車みたいなのを両側につけて進むみたいなのを発明するんです。これは最初は軍艦には使われない。なんでかっていったら、砲台を横につけてるのに外輪つけたら砲台つけれない、水車横につけたら。それで使われなかったんです。だけど民間では使える。砲台いらないから。民間でどんどんどんどん使われててどんどんどんどんスピードだけ速くしてた。発達させてたんです。これが軍用活用に使われて行くようになります。

楊:だからペリーの黒船とかはこのシステムです。

樋口:ほお。

深井:ペリーの黒船画像検索してみたらわかりますけど、外輪がついてますから。

樋口:あとで見てみよう。

深井:もう一つ炸裂弾ていう発明があって。やっぱり船って燃やすといいんだよね。燃やすといいだよねというか。

樋口:何を言ってるんですか。

楊:趣味。

深井:語弊がある。攻撃するってなったら燃やすと強いんです。だから赤壁の戦い、曹操が負けた赤壁の戦いとか燃やして勝ってるわけ。

楊:そうだよね。

深井:周瑜とかが。

樋口:レッドクリフ。

深井:そうそうレッドクリフとか。だけどあれってすごく諸刃の剣で火を扱うと自分が燃える可能性がある。だから火薬使いたいけど使えなかった、なかなか。だけどペクサンていうフランス人が、この火薬と砲弾をくっつけた上手いやつを開発しちゃう。それまで砲台に火付けて放つみたいなの怖くて出来なかった。

楊:暴発するかもしれないし。

深井:そうそう、自分の船が燃えるかもしれないから出来なかった。それをペクサン砲ていうの作って、ペクサンさんが。それで炸裂弾ていうのを作るんです。

樋口:かっこいいな。

深井:かっこいいけど、怖いですよ。 これ着弾したら爆発して燃やすわけだから。そうすると木で作られた船なんてひとたまりもない。一発当たっただけで燃えて死んじゃう、みんな。となると、今度何が出てくるかというと、装甲軍艦っていって、炸裂弾から身を守るために軍艦を鉄の鎧で覆うようになるんです。

楊:防御技術が発達するんです。

樋口:ほうほう。

深井:そうそう、これを装甲艦ていうんですけど、この装甲艦がでてくるようになるんです。あと、もう一つ外輪ていうのを作って水車みたいに回してたって話したけど。これが今度はスクリューに変わってくる。これね、最初スクリューって非力に見えるから使われてなかったんです、実は。

楊:ああ、あったんだね。

深井:あったんです。実は外輪と一緒の時期にあった、スクリューて。スクリューてほら小さい。びいって回って本当速く行くの、大丈夫、これ、みたいに思われてて使われてなかった。実際これを走行テストしてみたらスクリューの方が速かった。

樋口:めっちゃいいやんってなった。

深井:そうそう。で、スクリューが主流になっていくわけです。スクリューが主流になっていくし、装甲軍艦みたいな鉄で覆われてきて、いよいよ船ってのが軍艦ぽくなってくるんです。この船が軍艦ぽくなってくるとエンジンとかの改良もどんどんどんどん重ねられてくる。でっかい船、重い船を動かさないといけないからエンジンの改良も重ねられて、船のデカさとかも120m超えたりして、それをまたオランダから買ったり、江戸幕府がオランダから買ったりしてる、最初の方は。あとからはイギリスから買ったりする、日露戦争の頃は。ていうのがあります。だから炸裂弾とか装甲艦とかあとは蒸気の外輪とかスクリューの発達によって軍艦ができたよって話。

樋口:はいはいはい。

深井:あと鉄道があります。

楊:鉄道は大きい。

深井:これも大きい。これもお金の歴史の時に言ったかな、資本主義の時に言ったか忘れましたけど、株式会社って自由に作ってはいけなかったけど、鉄道作るときにめっちゃ便利というのがわかって。株式会社形態で鉄道ぼんぼん作ろうぜって潮流がでてくる。

楊:うん。

深井:もともとは線路を貸すというビジネスをしてた。

楊:サブスクだ、サブスク、線路の。

深井:サブスク。

樋口:レンタル。

深井:ハードウェアサブスクにしたんだけど。それを線路電車ごと作るみたいになっていく。1830年代くらいから鉄道の戦争での優位性てのが着目され始めるんです。鉄道自体は1805年くらいから開通してたけど、25年後くらいに鉄道を戦争に使ったらよくないかとなってくる。

樋口:そりゃそうだ。移動は早い方がいい。

深井:この時みんな考えてたのが、鉄道って攻撃するときにめちゃくちゃ役立つよねと思ってた。だけど、じつはこれ、攻撃じゃなくて防御の方に役立つってのが実際やってみたらわかったんです。実際は補給ていう観点が一番鉄道が力を発揮する部分だった。

楊:そうだよね。

樋口:ふうん。

深井:これ、なんでかっていったら、敵国に攻め込むとなると敵国の線路のゲージ、幅が違ったりするわけ。

樋口:そうか、規格がね。

深井:そう、規格が違ったりするし、なんなら壊せばいい。敵は、攻め込まれるの怖いわけだから。壊せば行けなくなる。けど自分が今自分がいる前線の直前までは鉄道はこれる。だから補給にめっちゃ役立つんです。

樋口:そうかそうか。

深井:前線まで人員を運ぶことと補給することに役立つ。だけど相手の陣地に攻め込むってことはできない、鉄道は。

樋口:確かに。

深井:これにすごい役立つねということがわかってきて。けどこのことはものすごく軍隊の規模を大きくしちゃうわけ。

楊:そう、運用できる兵力が莫大に上がるからね。

深井:そうそう。

楊:今までは馬とか台車とあるいは徒歩とかでの移動がメインだったんですけど、鉄道使えば大量の人員を正確な時間、短い時間である特定の地に移動させて集結させることができるじゃないですか。

樋口:ふむふむ。

楊:これは戦争の基本なんで。

樋口:そうですね。怪我したらすぐ戻すことができそうだしな。なるほど。

深井:そうなんです。もう一つ鉄道のでっかい軍事史上の違いみたいなものは、もともとご飯をね、戦争する時って現地で略奪しないといけなかったわけ。

樋口:ああ、なるほど。

深井:それをしなくて良くなった。

樋口:仕事が減るな。

深井:仕事も減るし、結局長時間一箇所に大量の兵士を留めておけるようになったんです。

樋口:なるほど。

楊:長期戦が可能になったってことか。

深井:そういうことです。

樋口:はあ。

深井:これも今まで馬とかで運んでた時代ってのは。馬って餌食べるんだよね。

楊:しかもかさばるしね、馬の餌。

深井:馬の餌だけでめちゃくちゃ膨大な量になる。実は兵站て限られたものしか送られなかったから、現地で略奪するしかなかったし。現地で略奪をしつづけることはできない。だから移動したりとかして、三国志の時代とかってめっちゃだから軍が移動したりしてるわけ。だけど、世界大戦の特徴は硬直戦ていってね、一つの場所でずっと何ヶ月間も戦い続けて、死にまくるってのをやる。

樋口:そうか。終わらないんですね。

深井:終わらないんです。

楊:撤退するハードルが、撤退するハードルが高くなる。

樋口:高くなる。

楊:いや、違う。

深井:そうだよね。でも撤退するハードルも高くなってると思うし。鉄道の発達、蒸気船の発達、そして軍艦の発達みたいな形で一つづつテクノロジーが揃ってくる。

樋口:すげえな。人間すげえですね。

深井:すごいんですよ。この一つ一つが世界大戦をあの規模にするのに役立っちゃってる。たとえが悪いけど、アクション映画で仲間が一人づつ死にながら最後に役立って死んだりするやつある。本当なんかあんな感じ。一つ一つの技術が役立っちゃった。

樋口:て感じですよね。

深井:その一つ一つがあるからこそあれだけ人が死んでしまったってのはすごい感じて皮肉だなと思った。

楊:確かにおれも思ったけど、良くも悪くも戦争って技術の発展にすごく役にたってるよね。

樋口:よく言われますよね。戦争が技術を進化させて、エロがそれを広げる。

深井:そうだね、でもその点でいくと別に戦争以外でも技術は実はめちゃくちゃ発展してて、単純に社会の要望があれば技術が発展します、それだけだと思う。戦争だけではないと思うので。

楊:戦争だけではない。

深井:戦争が一番発達させると思ってたら間違いと思うけど、戦争もそのうちの一つです。

樋口:てことですよね。戦争て速く早急に課題を解決しないとやばいというか追い込まれてる状況だから。

楊:たしかに。

深井:そう。

樋口:だからスピードは上がるかもしれない。命かかってるから。

深井:一番は株式会社です。ダントツで株式会社です、戦争じゃなくて。

樋口:ああ。技術の発達に貢献したものが、

深井:株式会社です。株式会社が死ぬほど貢献してます。

樋口:なるほどですね。

深井:この鉄道の発達もそうだし。

楊:確かにそうだよね。

深井:国もだけど。鉄道に関しては国もだいぶ貢献してる、軍艦もそうだし、ちょう株式会社が貢献してる。

樋口:貢献してるんですね。

楊:研究して社会に実装して量産化するとなるとリソースの集約が絶対必要になる。

深井:儲かるからね。

樋口:利益の再投資ができるってことで複利的に。

深井:そうそうそう。儲かってそれがお金が出せる。株式会社の発明がいかにすごいかってことをお金の歴史の時にしたけど。この兵器の開発競争だって株式会社がなければ国家が国家予算でやらないといけない。その人たちは公務員なわけでしょ、開発してる人たちが。そこにはインセンティブがそんなにない。そうするとそんなにエフィシェンシーが上がらないんだよね。

樋口:なるほどね。

深井:だけどこの人たちは競争して自分たちの給料も自由に設計ができてってなってるから。そうするとやっぱり社会構造としては技術発達が早いということが可能になっていくわけです。

楊:そうだよね。確かに。

深井:それがイギリスの資本主義の発達によってグローバリゼーションで世界に広がってたんです、この時。イギリスの性質が。資本主義という。

楊:確かにね。

深井:その影響を受けた日本が明治維新をおこしてるわけです。あとはフランス革命における人権の概念のダブルパンチですよね。

樋口:はいはいはい。

深井:すごい状態だよ、だから全部絡んでるってこと、これやっぱ。

樋口:すげえ、つながる。

楊:確かにあれだよね。僕もいま深井くんの話聞いて思ったけど。もし国が国でしかそういう武器を作れないとなったら自分の敵国になるかもしれないところに武器とか輸出しない。株式会社だからこそ本当に地球の裏側の、裏側とはいわない。

深井:マーケットがね。

楊:はるばる日本まで軍艦とか武器とか売りさばくことが。

深井:だけどマーケットがあるところに売れたらそれで発達できちゃう、株式会社って。

樋口:そうかそうか。

深井:それがでかい。でも国家の論理ってそうじゃない。マーケットがあっても自分たちの論理でいってて売らない。イギリスの軍艦を敵になるかもしれないドイツに売らない。

楊:政治的な制約がある。

深井:イギリスの国家が作ってたらね。それは株式会社でもさすがにドイツには売ってないと思うけど。でもイギリスが日本に売ってるってことは、軍艦を売ってるってどういうことかというと、それは株式会社がそういうことができるから。

楊:確かに、活動半径が全然違う。

樋口:あと、活動の動機が全然ちがう、会社と国だったら。

深井:そう。違うけどそれは国の戦争に役立っちゃったんです。めちゃくちゃそれを増進させたわけ。世界のエフィシェンシー、生産性上げたから。そこが皮肉だよね。蒸気船を開発した人も電信開発した人も戦争に使おうとは思ってなかった。

楊:みんなルター状態。

樋口:こんなはずじゃなかった状態。

深井:そうなんです。ノーベルとか一番わかりやすい。ダイナマイトは土木工事のために作ったのに戦争で使われて悲しかったっていってますけど、確かね。

楊:確かにね。

深井:すごいそういうことがここでも起こってる。まだある。次回、時間なんでここで一回切って、次回またこれ以外のテクノロジーの発達が戦争に与えた影響というのをまた伝えていきたいと思います。一回ここで切ります。

樋口:すでに前半で人間すげえなってなってる。まだまだ続く。

深井:まだだよ。この後がすげえから、まじで。

樋口:なるほど、楽しみですね。人間万歳ということで次回ですかね。はいありがとうございます。

深井:ありがとうございます。

楊:ありがとうございます。

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