#146 <NTR>出世の裏に色恋あり?カエサルのスキャンダラスな人生<アッー!>

【今回の内容】亡命!/バグった金銭感覚/ヤンヌス・キヨノリウス・リュウノスッラ/スキャンダラスなカエサル/カエサルのコンプレックス/防御無しのヤンヤン/弁護士になるの巻/ローマ最強ドラベッラにチャレンジ/元老院に睨まれる/海賊に捕らえられるカエサル/身代金倍プッシュ/公職選挙に立候補/寝取りのカエサル/カエサルの強さ/不倫!/お洒落なカエサル/ブランディングのセンス/矢沢わぁ

樋口:はい、ええ、前回はカエサルの登場から幼少期、そして青年期についてお聞きしましたけども、今回はその続きでございます。

深井:はい。亡命するってとこですよね。

樋口:はい。

深井:結構大変で、普通に。追っ手が来てる、殺すための、その追っ手から毎晩逃げて移動し続けてる。

樋口:うわあ。すげえ。

深井:多分懸賞金がついていたんじゃないかと言われてる。

楊:親戚たちの嘆願がまだきく前。

深井:きく前。それに対して親戚たちが嘆願して許してもらってる。

楊:そうかそうか。

深井:その殺害リストから抜いてもらってる。しかも、逃げてる途中でマラリアに罹かる。

樋口:うわあ。

深井:マラリアに罹かってうんうんいってるときに追っ手に捕まってる、一回。追っ手に捕まって、これ、スッラの兵士の一団の百人隊長のコルネイリウス・ファギティスという人に捕まったらしい。この人はカエサルを捕まえるために何日間も探してたらしい。本当かって思うけど。そんな有名じゃないから、この時点で。カエサルはここで莫大な賄賂を渡すんだって。その額がやばいよ、一般の兵士の百年分の給料。

樋口:ちょっとまって、今でいうと、今でいうと、

深井:やばいよ。例えば年収350万かける100ってこと。

樋口:やばいな。

楊:調達できたのがすごい。3億5千万。どういう資金調達したのかな。

深井:わかんない。どこまで史実か不明だけど、そう言われてる。百年分の給料でいきなり、そこを乗り切るんです。ちなみにカエサル金銭感覚バグってる人なんで。

樋口:へえ

深井:どんどんこのあと借金がやばいことになっていきます。

楊:確かにね。

樋口:なるほど。

深井:この時から渡してる額がおかしいから。

楊:片鱗が、

深井:片鱗が見えます。いきなり三億五千万円くらい渡してるのかもしれないですね。で、この状態追われてるんだけども、母親が親戚と協力してスッラに対して嘆願をして、大した重要人物でもないので殺すのはやめてあげようとなったけど、さっきスッラが、マリウスが何人もいるのわからないのかといったという話です。許されてはおったんだけれども、カエサルってのはスッラが死ぬまでローマには帰らなかった。やっぱ嫌だった、というか危ないということで帰らなかった。これが実はどれだけ続くかってのはわからなかった。スッラがどれだけ生きるかわからないから。だからどういう気持ちだったんだろうと思いますけど。この間に彼は軍務につきます。外でローマがやってる戦争に兵士として参加していきます。ここはアシアという場所、アジアですよね、アシアの、これ全然覚えなくていいですけど、属州総督、名前がかっこいいんでいいたいだけ、マルクス・ミヌキウス・テルムスっていう人。

樋口:そんな多いな。

深井:今日、おれらもそういう名前にする。

樋口:ヒグチ・キヨノス。

深井:キヨノリウス。

楊:キヨノリウス、かっけえ。

深井:ヤンヌス。

楊:いつもいってる。

樋口:ヤンヤンヌス。

深井:ヤンヤンヌスとキヨノリウス。

樋口:リュウノスッラ。

深井:いやだな。

樋口:リュウノスッラ。いいですね。

深井:はい、で。とんだわ、話が。この人の部下としてここで兵士として活躍するんだけど。なんでここに行ったかというと、自分のお父さんが十年前にここの属州統治に関わってたらしいです。

楊:なるほど。お父さんの政治基盤がそこにあった。

深井:政治基盤までいったかどうかわからないけど、人脈があったみたいで。ここにきて、実は、かなり活躍するよね。

楊:うん。

樋口:ふうん。

深井:勇敢な兵士に贈られる月桂樹、月桂冠というのを贈られる、ここで。

楊:評価される。

樋口:優秀。

深井:ここか、この後で贈られるんです。ここら辺で軍務に就いてた時に。もう一つエピソードがある。ビテュニア、今のトルコの北の方に、ニコメデスという王様がいる。このニコメデスという王様のところに、メッセンジャーみたいな感じで行く。カエサルが。そこですごくもてなされる。ニコメデスってカエサルの父親とも知り合いで、すごくよくしてもらって。

楊:なるほどなるほど。

深井:ここですごく贅沢な生活を味わうんだけれども。ニコメデスってギリシャ側にいる人。ギリシャ人て、この人ギリシャ人かどうかわらないけど、ギリシャ側の人ってあれがあるって、バイセクシャルがある。

楊:男性同士で性行為してる。

樋口:ありました。スパルタ回の時にそういう話しました。

深井:どうやらね、一発やってるけがあります。カエサル。ローマ人そういうのしない。

楊:ローマ人はアウトなんです、男性同士は。

樋口:ほうほう。

深井:恥ずかしいことなんです。

樋口:はいはい。

深井:だから、ギリシャ人はそうじゃないですよ、ローマ人は恥ずかしいこと。そっちのギリシャ方面でどうやらあいつニコメデス王とできてるんじゃないかみたいな話が一生噂されつづけます、これで。カエサル、これすげえ嫌だったらしい。

楊:スキャンダルだからね。

樋口:だから、ローマはそういうのない文化ってことですよね。

深井:そうです。このスキャンダルでずっと国会みたいなところにでずっとこれでごちゃごちゃ、

樋口:いじられてた。

楊:このスキャンダルで、なんでカエサルが一生悩まされるかというと、当時の政治の世界の中で討論とかする。討論したりとか、相手のこと野次ったりする時、この野次り方が相当下品なんです。だから相手の身体的な欠陥だとか、性的な嗜好だとか、そういうのをばんばんディスるんです。それが攻撃力になる、政治の議論の場で。だから、これもずっとお前あの王とできてるんだろう、できてるんだろう、ずっと政治の場で言われて、すごい、カエサルも相当これに関しては、けっこう心の広い人なんですけど、これだけいわれたときにはキレる。

深井:面白い。

樋口:へえ。

深井:カエサル、ちょう心広いけど、二つだけこの人が許せないというか、コンプレックスがあって。まず一つがこの、これ。もう一つが若ハゲなんです。

樋口:すごい嫌だったんだ。

深井:19歳の時に、さっきいった月桂、市民冠といわれる、月桂冠じゃない、市民冠というコロナ・キーウィカっていうんですけど。勇敢な兵士、これは他のローマ市民の命を守るために自分の命を危険に晒したものにしか与えられず、とても名誉のある冠というものをもらう。もう、だから、名誉国民みたいになる。それをハゲ隠すためにずっと被ってたらしい。

楊:それ、ずっと被ることができる権利だから、すごいめっちゃ喜んだ。

深井:そうそう。被っていいんです。それを持ってる人はそれを被ることが自然で被れるから、隠せるから嬉しい。だからカエサルどんだけ立派だっていってもヤンヤン以下ですよ。ハゲ気にしてる時点で。

楊:カエサル大したことないですよ。ヤンヤンに比べたら大したことない。

樋口:ヤンヤン、今なにも被ってない。

楊:そうです。防御ないですから。

樋口:防御ないです。

楊:名誉もないですけど。

樋口:市民冠もない。へえ。

楊:市民冠ない。

深井:そういうエピソードもある。そうこうするうちに、スッラが急死します。スッラは独裁官を辞めた後に残り二年くらい余生をキャッキャうふふみたいな感じで過ごして、病死かな、しますね。このスッラが死んだので、カエサルはついに帰国するんです。スッラは、スッラというか、スッラが亡くなるまでのカエサルの人生てのは本当に激動で。マリウスとかスッラとかの内紛に巻き込まれて、亡命もせざるをえなくなり、みたいな。

楊:苦労人か。苦労してるよね。

深井:すごく苦労したと思う。カエサル自身は死にかけたと思うし。捕まって殺されそうになって、ものすごい莫大な賄賂を渡すくらいのことをしなくてはいけなかった。ここら辺の経験が彼の後世というか大人になった後の彼の人格形成にものすごく影響してるから。平和に暮らしてたらたぶんこんなカエサルって英雄にはならなかったろうなって感じます。スッラの影響はでかいと思います。

樋口:経験値あがってそうです。

深井:これもびっくりすると思うけど。帰国してなにしたかというと、今でいう弁護士になる。

樋口:弁護士、はいはい。

深井:ローマって法がすごい大事。専門職としての法律家は存在しないけど、法律に則った状態で議論をする人ってのは、すごく重宝されてた。人気もあったし政治家の能力と同一だと思われてた。なんで、議論がうまいやつというのはこのまま元老院に入っちゃえっとなる。実際キケロっていう平民出身のコンスルまで行った人がいるけど、この人も弁論家としてめちゃくちゃ有名なカエサルと同時代の人なんですけど、このキケロとかはそういう栄達の仕方してる。弁護士とちょっと違うけど、この弁論家として活躍するってのは、一つの自分の栄達の手段なんです。

樋口:なるほど。

深井:カエサル、ここでもリスクを冒す。

楊:そうだよね。

深井:めちゃくちゃ有名な人に喧嘩うる。

樋口:へえ。

深井:弁論家として。

楊:当時の若手政治家の政界への第一歩としてまず自分の名前をうらないといけないじゃないですか。名前を売るためにとりあえず有名な政治家を捕まえて裁判をふっかける。お前、ここ汚職しただろ、お前こういう失敗しただろ。というふうに。

樋口:うまく論破すると自分のステータスになる。

楊:そうそう、名がうれるから。

深井:だけど、この時訴えた相手って、マケドニアの属州総督、ドラベッラっていう人。

樋口:強そう。

深井:強そう。実際強いんです。このドラベッラについてる弁護団というのが当時ローマ最強といわれてる人たち。なぜかここにいきなり喧嘩うる。これに勝訴するというのはそもそも実例としてほぼない。

楊:カエサルも勝とうと思ってない。

深井:かもしれない。

楊:名前うりたい、売名行為。売名したいだけ。

深井:どこまでいけるかみたいなのに、たぶんチャレンジしたんでしょうね。カエサルこの時の弁舌ってのは残ってないらしいけど。この時のあとで出版したらしい、カエサル。それを見たキケロとか他の人たちがこの弁論ちょうやばい。負けたけど、そうとう天才だわってなって、それで有名になる、実際彼は。

樋口:ほお。

深井:最後までこの人は弁論がとても一級品の人だということで記録にのこるくらい弁論家としてもちょう一流と言われる。だけど負けるけど。

樋口:はあ、でもいい試合するってことは名門。

深井:ちょういい試合した。

樋口:なるほどね。

深井:オールブラックスにいきなり戦い挑んでいい試合して負けた。

樋口:そうですよね。

楊:敗者が逆に称えられる。お前すごいな。

樋口:すげえやつ。

深井:みたいになって。負けて、喧嘩うった相手が相手なんで、元老院からいきなり睨まれる。ちょっとうっちゃいけない人に売ってる。元老院から睨まれて、カエサルまたローマから逃げる。

樋口:多いな、そんなの。

深井:すごいよね。

楊:リスクテーク。

深井:リスクテークして逃げてシスクテークしてみたいにやってる。この時は海外留学します。海外留学の名目は弁論で負けたからかもわからないけど、弁論学、修辞学ってのを学ぶ。という名目でロードス島に留学します。当時ロードス島にそういう学校があった。そこでアッポロニウスというめっちゃ有名な先生がいる。

樋口:頭が良さそうな名前。

深井:アッポロニウスさんに勉強しに行こうって。いくわけです。これで、ここでもう一つエピソードがある。このロードス島に行く途中に海賊に捕らえられてる。

樋口:そんなばっかり。玄奘みたいな。ずっとなんか。

楊:確かに。

深井:やばい。

楊:よう生きのこれるね。

深井:鍛えられた。ここもカエサルぽい。まずなんで海賊がいるのかという話。王国系をいっぱい滅ぼしていった、ローマが。で、そこらへんを統一した。ローマは海軍強くない。陸軍国家だから元々。海軍国家とかけっこうぼこぼこにした結果海が海賊が跋扈するようになった。それにまんまとローマ人であるカエサル捕まってる。

楊:あと、ローマの征服によって生活基盤を失った人が海賊やる人も増えてる。治安が悪くなる、海の上の。

深井:あと、ローマのライバルみたいな王様がまだいて、そいつが海賊を援助してローマ人を捕まえたりさせたりした。この人の名前ポントス王ミトリダテスていう。名前言いたいだけ。

楊:また出てくるから。あとで。

深井:あとで出てきたりする。こういう人たちが海賊を支援したりとか。海賊が跋扈してる状態だったんで、平気で、平気でというか捕まっちゃう。捕まって身代金を要求される。これは膨大な額の身代金を要求される。これはちょっと20タラントンていうね、わかんないけど。20タラントンというのは膨大だそうです。この20タラントンを要求されたカエサルがすごい面白いこという。キレます、俺の価値はそんなものじゃない。

楊:逆ギレ

深井:倍以上あるっていって、身代金が倍以上になります。

樋口:はい。

深井:意味不明ですけど。20タラントン要求されたカエサルはキレて、倍以上にして、おれも倍以上集めてくるからっていって、使いのものを出す。奴隷と一緒に行ってるからね。その奴隷の人たちと、一緒に育った奴隷の人たちがいるから、貴族だから。その人たちを使いのものとしてお金を貸してくれる人のところにいって、お金を借りて、50タラントンを払うんです。

樋口:すげえ。

深井:だから今でいったらどうですかね。五千万円くらいを身代金として要求された瞬間に、うすせえ、と。おれの身代金はそんな安くない、一億円くらいある、といって、一億円くらい集めて渡す。

楊:プライドバカ。

樋口:まじ、バカ。

深井:いかれてます。ここら辺は。

楊:面白いけど。

深井:この身代金を待つ間のカエサルの態度がまた面白くて。寝るときに海賊がうるさいので注意するとか。静かにして、みたいな。38日間くらい人質だったらしい。あたかも海賊が護衛のごとく振る舞ったって書いてある。

楊:君主の気質があるね。

樋口:なるほど。

深井:人の上に立つタイプの人ですね。で、冗談でお前ら全員磔にしてやるからなみたいな。身代金払った後にもう一回攻めてきて磔にしてやるからなみたいな冗談でいって、みんなでわははって笑ってた。で、お金を払って、島から逃げた。人質になってた島から逃げたカエサルはさっき言った冗談を本気で実際に実行して、まじで軍隊もって攻めていって、海賊全員皆殺しにして。

樋口:うわっ。

深井:渡した身代金を全部奪い返します。

樋口:うわあ、漫画だ。

楊:身代金を奪い返して借りた人たちに全部返して、海賊たちを磔にします。

深井:磔にします。しかも磔にするときに、その当時の属州総督がいるんです。そのエリアの。その人の意見きかないといけないけど。その人が海賊が処罰していいと言わなかったのに、勝手に処罰する、海賊を。とにかく人のいうこときかない。

楊:おれのいうことがルールじゃ。

樋口:ほええ。

深井:このへんはすごいなと思いまし。

楊:爽快だよね。

深井:晩年でもこの気質変わってない。権力握り切ったあと、確かにこんな感じ。でも自分の下の人たちにはちょう優しい。けど、こうやって自分の自尊心傷つける人とかにはバカにしてくる人は徹底的にぶっ殺すみたいな感じ。

樋口:まじ、ジャンプのヒーロー感あるな。へえ。

深井:ここで、そういう冒険をしながらロードス島に到着しまして。さっきのアッポロニウスかな。アッポロニウスに師事する。学生としても非常に優秀だったそうです。学生として優秀だったけど、ローマの本部の方で役職任命される。それが神官職っていって、また宗教系の役職。

樋口:神官みたいなこと。

深井:そうです。前に出てきたフラーメンディアリスというやつと全然違うやつです。宗教系の役職、だいぶライトなやつ。さっきのフラーメンディアリスてのはもう本当巫女になりますみたいなのに近い。

樋口:どっぷり入ります。

深井:どっぷり入りますみたいなやつなんですけど。宗教人になりますみたいな。こっちはそこまでは行かなくて。親戚がそこの神官職、神官職に就いてたんだけど、その方が亡くなって欠員補充みたいな感じで入れたみたい、ぶち込まれた。

楊:初めての政界進出か。

深井:コネクションで入ったんだと思います。実力じゃなくて、これに関しては。政界進出の入り口の入り口くらい。

楊:公職に初めて就いたって感じ。

樋口:ついにこれが第一歩というか。

深井:あのね、本当に第一歩として入りまして。それがあったので学業中断して、途中で留学やめて神官職に就くためにローマに帰還します。前、海賊皆殺しにしたことによって、どうやら海賊からめっちゃ嫌われてたらしいけど、無事に、帰りは無事に、ラッキーなことに帰ることができる。この神官職とかをやりながら30歳くらいのときに初めての公職選挙に立候補します。さっきのは選挙制じゃなくてたぶん推薦制。これで初めて選挙制のすごい低い職に就く。軍団副官みたいなやつになって、少し戦争で部下を率いられるみたいなやつになります。

樋口:ちゃんと当選したんですね。

深井:そうですそうです。ちょうどこの頃にスパルタックスっていう人が剣闘士なんですけど、この人が奴隷反乱起こしてる。奴隷なんだけど、スパルタックスが。あまりにも扱いが悪いので反乱を起こして奴隷いっぱいあつめてローマに反乱起こしててローマがてんやわんやになってた。この戦争におそらくいってる。この戦争で活躍した人が後々ライバルになるんだけど、一旦名前出しとく、この戦争で活躍した人が大きく二人いまして、スパルタックスの反乱の鎮圧で。一人がクラッスス。グラックスじゃないよ。グラックス兄弟過去出てきたけど、名前が絶妙に違います。クラッスス。これがマルクス・リキニウス・クラッスス。覚えなくていいけどクラッスス。もう一人がポンペイウス。この二人はこの戦争でめちゃくちゃ活躍して。もうなんていうかちょうヒーローみたいになってる。カエサルはこの二人に並ぶ三人目になる、のちのち。この時点では全然この二人に並ぶべくもない。ただの副軍団長みたいな。

楊:ほぼ無名。

深井:ほぼ無名。いっぱいいる、同じ役職の人、みたいな状態です。このころからカエサルもう女性関係でぶいぶい言わせてました。

樋口:ぶいぶい。

楊:モテるんです。

深井:カエサルモテモテなんです。

楊:むっちゃモテるんです。

樋口:はあはあ。

深井:おれ、めっちゃ笑ったけど。ポンペイウスの妻もクラッススの妻もカエサルが寝とってる。

樋口:そうなんですか。

深井:基本的に元老院のほとんどの人が妻を寝取られてると言われてます。人妻が好きなんです、カエサル。

樋口:やってるな。

楊:やってるんですよ。

樋口:やってるんですね。

楊:モテる。なんでもてる。

深井:モテる、すごいもてる。

樋口:なるほど。

楊:弁論術がすごく上手だったからのもあるかもしれない。

深井:魅力的な人だったんでしょうね。

樋口:海賊といる時のその振る舞いとか見ても。

楊:男らしさ。

樋口:なんかあるのか、男気というか。

楊:なんかあるかもね

深井:その、愛人の中でもセイルウィリアという女性とすごく長く続いた。このセルウィリアさんてのは、息子が誰かというと、これがブルートゥス。つまりブルートゥスてのはカエサルを刺し殺した人ね。セルウィリア、だからお母さんと不倫関係にあるし、愛人関係にあるし、後々のライバルであるクラッススとポンペイウスの妻とも愛人関係にあるし。とんでもない状態になってる。

樋口:どろどろ、昼ドラ。

深井:最悪の昼ドラ。

樋口:どろどろ。

楊:寝取られた側、どういう気持ちなんだろう。

深井:ずっと気になる。

楊:ローマ人の感覚、もちろんおれらと違うだろうけど。

深井:三頭政治といって、同盟組んだりする。クラッススとポンペイウスと三人で。クラッススとポンペイウス、どんな気持ちなのかわからない。知ってますからね、妻と不倫してること。普通に。公然の秘密なんで。

楊:割り切れるのかな。

深井:しょうがないみたいな感じだったのかな。これトリビアなんだけど、この当時の結婚観て奥さんが愛情の対象じゃないんです。やっぱり家族として子孫を残す。だから肉体的快楽ってのを奥さんに求めるのはけっこうはしたない。

楊:そう。奥さんとの関係はあくまで子孫を作ることに限定されてる。

樋口:はいはい。

深井:だからムラムラしてきたら奥さんとセックスするってのは実は恥ずべきこと。

樋口:そうなんですね。

深井:それは女奴隷か娼婦とやらないといけない。女の奴隷とか娼婦はそれの対象としてはおっけーってなってる。

樋口:へえ。

深井:娼婦もいろんな娼婦がいる。高級娼婦っていって、めっちゃ教養が高い娼婦がいて。歌ったり踊ったり演奏ができたりとか。こういう娼婦の贈り物であるとか、奴隷も美人の奴隷とかは性奴隷として扱われちゃってるから、そういうのにたくさんお金を払うってのが、ローマの男の甲斐性みたいな。

樋口:なるほどな。だから今の感覚でみちゃいけないんですね。

深井:今の感覚からみたらただのどくずですけど。

樋口:ですね。

深井:感覚が違う。

樋口:感覚が違うってこと。

深井:文化が違う、ルールが違いますので。

樋口:なるほど。

深井:そういう感覚で生きてる人たちのそういうどろどろ関係ていう話。

樋口:はいはいはい。

楊:その中でもカエサルは群を抜いて女たらし。

深井:そう。有名なんです。彼の女たらし。

樋口:へえ。

深井:その女たらしの話と、もう一つカエサルの特徴言い忘れたけど。カエサルっておしゃれなんです。

樋口:そこももてる要因だったんだ。

深井:まじすごい人。政治できて、戦争できて、頭が良くて、弁論ができて、人徳があって、おしゃれで、みたいな。そりゃ女性にもてるでしょう、みたいな。

楊:ベルトがあるんですけど。それちょっとゆるく締めたりとか。

樋口:着崩すこともできた。

楊:そう、着崩したりとか。ちょっと小物を袖に付けたりとか。髪の毛をすごい手入れ、細かく手入れしたりとか。ヒゲをぴったりと剃ったりとか。残った書物では異常なほど身だしなみに気を使った。

樋口:へえ。

楊:それは一般的なローマの男らしさを重視するローマの価値観からすればくそ女々しいやつとはめっちゃ批判されてるけど、カエサルは全然これがおれのスタイルだぜ、みたいな。これがカエサルファッションだって。それで政治の場に出かけたりとか普通にしてました。

深井:そういうところがある。自分がどうみられるのかってのをすごく意識した人なんだと思います。

楊:俳優だよね。

深井:本当、そんな感じ。すごいブランディングが上手い。

樋口:なるほd。

楊:本当そう。

深井:カエサルって。

楊:計算的にブランディングしてる。

深井:のちのち民衆の人気をどんどん獲得していくんだけど、すごいそこ意識してると思う。自分がどう見られるか。どう見えるかということを徹底的に考えて動いてるし、それを見せるセンスをすごく持ってるという感覚があります。

樋口:矢沢永吉だ。

楊:でも、本当そうです。

樋口:おれはいいけど、カエサルはなんていうかな。といったかもしれない。

楊:でも後々カエサルは自分の戦争の記録、ガリア戦記という記録を書くんですけど。私って書くんじゃなくて、全部カエサルって。

樋口:矢沢はって。

楊:そう、矢沢永吉と一緒なんですよ。

深井:それ、めっちゃ面白かった。ガリア戦記読んでたら一人称が全部カエサルなんです。

樋口:へえ。

深井:なんか、ギャルみたいな。

樋口:いやあ、そうとらえる。

深井:カエサルは、みたいな。かわいいな、カエサルと思って。

楊:なるほど、ギャルね。

深井:矢沢で見た方が近い。

楊:いいますよね。矢沢はみたいに言います。

樋口:ギャルか矢沢。

深井:本当そんな感じ。カエサルはね。って感じで書いてある。

楊:面白い。

樋口:だから一個のロールとして見てたかもしれない。自分の。

楊:なるほど。

深井:でもそうだと思う。自分が共和制を倒しにいくにあたって、どういう役割でどういうポジションで何をしなくてはいけないかってのはかなり計算しながら直感でも動いてるっていう感じが。

楊:政治家という偶像を演じ尽くしたって感じ。

樋口:かもね。そんな感じがします。

深井:て感じで。今日はこれくらいですかね。

樋口:いやあ、絶好調ですね。

深井:基本そうです。

樋口:カエサル絶好調ですけども。ここからどうなっていくのかというところで。次回が楽しみです。ありがとうございます。

深井:ありがとうございます。

楊:ありがとうございます。

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