#120 お前は既に死んでいる ~モンゴル軍の強さの秘密~

【今回の内容】
騎馬軍団の育成はノーコスト
3歳から馬乗れますけど?
獣を狩るように、人間を狩る
機動性カンスト
スパルタ的サバイバル力
全員、兵士。
緻密な計画力
どこでも兵器作れるよ!
移動式鉄鋼コンビナート
世論操作で攻める
チンギス・カンはイーロン・マスク?

樋口:はい、ええ、前回まではモンゴル帝国ができてその仕組みのところの話をお聞きしたんですけど、今回はそのモンゴル軍の強さの秘密ってところをお聞きしたい

深井:はい、まずモンゴル軍の強さの秘密。

樋口:はい

深井:これはね、僕も永遠のテーマとして知りたかったやつですけども、まずね、モンゴルの前に遊牧民がまず強い。その中でモンゴルが強いからその段階で説明しますね。まず遊牧民は強い。

樋口:もうわくわくする

深井:何が強いかっていうと、まず騎馬が強い

樋口:馬は強いんですね

楊:はい、スピードだよね

深井:騎馬兵は歩兵より強い。

樋口:はあ

深井:で、遊牧民じゃない農耕民族が馬を使った騎馬兵を作ろうとすると何が起こるかというとね、馬を養うためのコストがめっちゃかかるんです。でも遊牧民はノーコストなんですよ。意味わかりますか。草原を移動してるからです。

樋口:え

深井:移動しなかったらちょうコストがかかるんですよ。馬を飼うのに。だから金持ちしか飼えないんですよ。ということは金持ちしか騎馬になれない、騎馬兵に。そうすると限定した人しか騎馬兵になれないんですよ。

樋口:はい

深井:だけど、モンゴル軍は全員騎馬兵なんですよ

樋口:はあはあ

深井:だって、ちょっと想像してみて欲しいんだけど、自分一人と向こうから馬にのって騎馬兵が走ってきて、勝てる

樋口:それは勝てない

深井:勝てんでしょ。しかもモンゴル人はその騎馬ってめっちゃむずいんですよ。で、モンゴル人が強いのは騎馬からの弓を撃つ騎射っていうんですけど、騎射がちょううまいんですよ。なぜかというとももだけで馬を操れるんです、彼らは。両手離しで馬を操りながら、3歳から乗ってるからね。

樋口:そういうことか

楊:だから人材育成のコストがないんです。実際

深井:だって生活が騎馬だから。

樋口:はあ

深井:生活してれば騎馬兵が作れるから。彼らは普通に生きてたら騎馬兵が量産できるというちょうスーパーアドバンテージを持ってるんです

樋口:え、コストがかかんないってのは普通定住してたら、ええと、なんていうんですかね。家を作って、馬の。で、牧草を餌を仕入れて持っていかないといけない

深井:餌を仕入れて、

樋口:人間が

深井:そう、馬の餌台がいるでしょ

樋口:糞尿の世話をして。

深井:そう。糞尿の世話をするっていう、馬を世話をする専用の人間が一人必要でしょ。

樋口:そうかそうか

深井:だって農業してるわけでしょ、普段。それと別の仕事だから、それ。コストがかかるわけ。けどそのコスト全部いらないわけ。だって生活の中でできちゃうから

楊:わざわざコストかけてやることはない

深井:馬の調教とかもしないといけないじゃん。

樋口:はい

深井:でも馬の調教も彼らは生活コストの中で払えるから

樋口:そうか、乗ってるってことが調教

深井:そう、馬の調教することは生活することと一緒だから。彼らはそこにコストをプラスアルファで払う必要がないんです。これがちょう強いんです、まず。だから、騎馬兵なんです。騎馬兵だから強い。で、鉄はでも資源がない。この騎馬兵に鉄があったらちょう強いんですよ。

樋口:なるほど

深井:これがモンゴルの強さの、ちょう簡単に言った秘訣というか。結論言っちゃったけどそういうことなんですよ

樋口:すごい大事だね

深井:モンゴル人が2、3歳くらいになるとすぐに馬を乗りこなして、男女関係なく長い旅の騎乗に耐えれる体を作ってる。そして馬の習性を完全に理解してるんで、馬とともに移動することがとても巧みなわけです。これも馬と相当一緒に暮らしてないとわかんないわけ。

樋口:はいはいはい

深井:だから農耕民族はそのチャンスが少ない

楊:専門職になってるもんね

深井:そう、専門の職業なわけ、馬

樋口:そうか

深井:馬に乗るっていう

樋口:拡張された体みたいな感じになってる

楊:そうでしょうね、体の一部でしょうね。それに乗って弓を連射しながら走ってくるから

深井:そう。もう一つは、ええと、これ別に本にそう書いてあったわけじゃないけど、本を色々読んだ結果そうだなとおもったのが、全員兵士なんだね、まず

樋口:全員兵士

深井:になれるよね

樋口:はいはい

深井:女だって兵士になれるわけですよ

樋口:確かに

深井:騎馬してるから。弓射てるから。弓射ったらそのまま軍隊になれるから。女性兵士実際いたらしいんですよね。で、その、兵士って農耕民族が兵士集めたらコストかかる、それも。だって農業停止するじゃん、したら死ぬじゃん、けど、遊牧民て戦争に行くときにそんなにコストかかんない。時間しかコストかからない。それも強いんだよ。だから彼らがあんな連続して戦争できてるのは、農耕民族じゃないからです

樋口:ふわああ

楊:で、羊と連れていくから、こう、食料もちゃんとある。殺したら羊なくなるんですけど、ちゃんと妊娠させて、再生産させたりとか、あとは乳をちゃんと絞って保存食をつくったりとか。食料調達のコストも実際は低いです

樋口:そういうことだな

深井:そうでう。その割に最新技術ちゃんと取り入れてるんですよ。彼は交易をいろんな人たちとしてるから。中国ともしてるし中東ともしてるわけだから。その東西の最新技術を取り入れたりしてる。物資は少ない。物資は少ないけど最新技術を知っておるし、使ってもおるわけ

樋口:情報はいってくるんや

深井:入ってるわけ。情報はちゃんと入ってるわけ。

樋口:アンテナびんびんでずっと走り回ってるんですね

楊:自分たち軍事力最強だから有利な条件で交渉できる

深井:もう一つあるのがね、彼らは狩をする。遊牧しながら狩もするんですよ。狩をするってことは、軍事訓練なんです、そのまんま

樋口:本当だ。弓矢射ったりとかするんだ

深井:そう、要は両翼に軍隊を揃えて、そのチームをどういう風に動かして、その動物を追い込んでどのタイイングで殺るかってのを、集団闘争するわけ、騎馬軍団は。それを訓練として狩としてやってるわけ。だから、あの、戦争の時は戦争で訓練します、彼らは。戦争がない時は狩をして訓練をすると言ってるんです。だからずっと戦闘のスキルを鍛えつづけてることになる、生活の中で

楊:ナチュラルに戦争スキルがある

深井:サイア人なんだよ、だから

樋口:サイア人や、やっぱり

楊:そうそうそう

樋口:サイア人

楊:勝てるわけない

深井:これは強いですよ。

樋口:はあ

楊:狩の技術をそのまま人間に対して使ってるっていうね

深井:そう。馬具とかもむちゃくちゃ工夫されてて、馬につける。

樋口:バグ

深井:馬具ね

樋口:なんすかバグって

深井:馬具って馬につける具のこと

樋口:あああ、うま、ぐ、って書いて

深井:うまぐで馬具。馬具とかも漢民族に比べたらめちゃくちゃ軽く作ってあるらしいです。彼らが普段から長距離移動するからです。

樋口:はいはいはい

深井:だから、そのすっごく軽く作ってあるんで、とにかく機動性がめちゃくちゃ高いんですよ

楊:鎧もそんなにない

深井:ちょっとびっくりするくらいの量を動くわけです、かれらは

樋口:すげえ

深井:ちなみにボーガンとか持ってるらしいよ、高性能の。460m離れた鉄二枚を貫通させるボーガンを持ってたらしいよ

楊:ボーガン持ってる

樋口:すご、460、

深井:あの、どこまで本当か知らんけどもね

楊:あと、弓、個人で使う弓も長距離用と近距離用の弓二本を使い分けてたというふうに言われてます

樋口:へえ、プロフェショナルすね

深井:プロフェッショナル

楊:最初に遠距離射撃でがりがり敵の戦力を削ってから白兵戦に挑むという

深井:あと、普段の生活がけっこうしんどいから戦時中のしんどいやつも普通らしい。スパルタだよ。だから。スパルタ、スパルタもそうだった。戦時中と同じ状態を普段から再現してた

樋口:はいはいはい

深井:食い物あんまりもらえないっていって。で、遊牧がそもそもけっこうしんどいから、そのご飯があんまり食べれないことけっこう普通なんですね。

楊:普通

深井:それにむかっての文句がまずでない、軍隊で。あとは、究極馬の血とか飲んでなんとかする

楊:そうそうそう

樋口:はあ

深井:本当に飢餓状態になったら。そういう技ももってるんですよ。要はその自分の陣地から離れたところで生きて行く術をサバイバル力としてもってる

楊:確かにね

深井:それはそのまま軍隊としても強い

樋口:それはそうだ。

深井:このようなことでスーパー強く、そして16歳から60歳までの男子全員は常に兵士として動員できる

楊:チンギス・ハンが一言ここ攻めにいくぞって言ったらみんなスポッと兵士になるって。で、まとめてぱあって

深井:それが十人隊、百人隊、千人隊ってなってて、ちょう統率のとれた。なんか野蛮なイメージあるでしょ

樋口:ある

深井:静からしい

樋口:ええ

深井:軍隊。怖いよね。めちゃくちゃ静かに攻めてきて、もう、気づいたら死んでるらしいよ

楊:気づいたら、気づいたら矢の雨が降ってるっていうね

深井:そう。旗とかで信号を送って、矢の雨で気づいたら瞬間で死んでるらしい

樋口:うわあ、それもなんか日本の戦国時代のイメージを全然違うイメージですね

深井:そう、白黒の信号旗で統制させて、その喋らなくても動きが全部制御できるから、ふわっと動いてしゅんしゅんしゅんて飛んできて、ばばばっと殺されて終わるらしいです

樋口:それももしかしたら普段動物をね、狩をしてるから

楊:そうかもしれないね、確かに。

深井:そうかもしれないですね

樋口:だって、日本の戦国時代ってぼろろろーみたいなイメージで狼煙をばあーとあげて

深井:おうおうおう、っとかいってね。そんなんじゃないですね

楊:そんなゲームぽいやつじゃないもんね

樋口:がちなんです

楊:がち殺し、がち狩り

深井:で、二日間で210k移動するらしいよ

樋口:210km

深井:210km移動したあとに、戦争できたらしい。

樋口:はあ。

深井:移動で終わるんじゃなくて、それだけ移動したあとに戦争、そのままいけたらしい。

楊:軍事のマネジメント力がすごい高いと思ったのは、その軍団を移動させるっていうのは軍事行動においてはすごい大事な行動なんですけども、軍団って草原で戦争すると一つの軍団をまとめて移動すると草が羊とか馬に食い尽くされて逆に餌がなくなるんですよね。だから軍団をいくつかに分けて別々のルートで行かせて、同じ日同じ時に、じゃあここで集合、集結しようねっていうふうに事前に計画して

深井:どうやって場所指定してたんだろうね

楊:たぶん場所とかわかってたと思う

深井:すごいよね、すごいね

楊:だから事前にそういう綿密な移動計画をする、軍団に

深井:ちなみに作戦能力がすごい

楊:作戦能力ね

深井:彼らはめっちゃ頭使って、行動計画作ってからそれに沿って動くんです。それもつよいんです

楊:時計とかない、携帯とかない時代ですよ

深井:携帯なんてとうていない

楊:そうそう

深井:それはだれもないよね

樋口:この時代

深井:だから、作戦を立てて進まないと生きていけない環境に遊牧民ているわけ。計画的に暮らさないとちょっとでも計画ミスったら極寒の地で死ぬっていう状態なんで、計画を立ててから動くってのは彼らにとってはすごく当たり前のことなんです。で、そこも軍事にそのままつながるんです

楊:そうだよね。

樋口:ほお

楊:この時期に馬にこのところの草を食べさせて肥えさせて、で、冬になる前にどの羊を殺して保存食にするのかってのを全部前以て全部決めて行く、それで暮らしています

深井:その綿密な行動計画にのって、さっきのボウルチュとかが攻めてきて、すさましいスピードで殺されるっていう恐怖ね

樋口:怖ええ

深井:ちなみにね、ある国の先端の国が滅ぼされ、国というか街がさ、陥落するじゃん、そしたら陥落したところから使者が陥落させられたことを使者が中央に伝えに行くでしょ。この使者よりも速いらしいですから、モンゴル軍の方が

樋口:へええ

深井:ちょう怖いよね。

樋口:うわああ。

深井:ちょう怖いです。

楊:そうそうそう

樋口:怖わ

深井:だからもういきなり攻めてくるわけ、常に。

樋口:はあ

深井:滅ぼされたぞ、みたいな話をきかない間に殺されてしまうということも起こったらしいです。そうじゃない時ももちろんいっぱいありますけど

樋口:へえ

楊:カウンターがスピードに全振りしてるの

深井:全振り

樋口:すげえ、まじで。ベジータ千人で襲ってくるみたいな感じですね、地球に

深井:怖いですよね

樋口:絶対勝てん

深井:これが遊牧民の強さ

楊:そうそう、だから最初に言ったように農耕民にとってはまじ怖い存在なんです

樋口:怖い

深井:これが遊牧民全体の話ね。

樋口:はいはいはい

深井:で、モンゴルはチンギスはさらにここから強くしたのが、鉄をね、前線で加工できるようにしたんですよ。インゴットっていって、鉄の円柱みたいなのを作って、その鉄をまず仕入れます。さっき言ったように鉄資源をめちゃめちゃ頑張って仕入れていた。その鉄資源があるところを滅ぼしてそこを抑えて、そこにいる民族って鉄を加工する技術をもってる人たちがいますんで、その人たちを戦争に同行させて、鉄資源を戦闘のかなり近い最前線まで持ってきて、そこで加工するってのいうをやったんです。だから無くなった分、そこでずっと加工し続けるってのをやって、それがなんかやたら強かったらしい。

楊:それ相当すごいすよね

樋口:そうとうすごい。拠点をちゃんとそこに設けて

楊:どこでも武器を生産できる

深井:これはさ、農耕民族は思いつかないよね。だって鉄器生産の拠点を前線に作成するってさ。

樋口:はい

楊:無理

深井:ちょっとそういう感覚ないじゃん

樋口:絶対ない

深井:ね。もっと城壁の中に鉄生産拠点を作って、作ったあとに出荷して移動させたりするけど、そういうことしなかったから。移動コストがないんですよ

楊:兵器工場が移動する感じだもんね

深井:そう、武器にする前に素材で移動させてからやるんで無駄がないわけですよ。そうすると資源が少なくともすごく有効活用できるわけじゃないですか

樋口:なるほど

深井:矢が少ないときは矢を作るし、みたいな

樋口:うわあ、一応多く作っとくとかを減らせるんですね

深井:そう、もともと少ないからさ。そうすると他の周りの民族よりも遊牧民よりは優劣する、優越するわけですよね。

深井:鉄資源において

樋口:はいはいはい

楊:遠くまでも攻めていける

深井:そう、農耕民族は最初から遊牧民よりけっこう弱いんで。団結した遊牧民には基本的には勝てないわけなんですよ

樋口:はいはい

深井:これによってモンゴルはめっちゃ強くなったんです

樋口:すげえな。無敵や。まじで

深井:この作戦にね、しかもさ、他の民族いれてるんだよね。これがまたすごいなって思った

樋口:どういうことどういうこと

深井:だから、ウイグルとか、ムスリムとか入れて。情報収集にばあっと走らせて。スパイとして。で、情報収集してから攻める

樋口:はあ

深井:ここは他の人を使ってるのもすごいなと

樋口:そんなこと

深井:それで集めた情報を戦略会議を開いて、さっきいった近衛軍団ケシュクの中の偉い人とかと一緒にどうやって攻めるかって戦略会議開いて決めたやつを末端まで命令を行き届かさせるそのピラミッド構造で実現するっていう戦い方をしてる

樋口:隙がないな

楊:隙がないすね

深井:これは勝つのむずいだろうね、確かにこの人たちに攻められたらさ、ちょっと普段ちょっとぽわんと暮らしとったら絶対死にますよね

樋口:だってファクトを元に作戦立てて完璧な軍隊組織で生産工場もってそもそも一人一人が強いんでしょ

楊:最小コストで最大限を、結果を最大化させる

樋口:やばいね

深井:で、陥落させた都市は抵抗したら皆殺し。降伏しても必ず殺す。で、降伏、最初っから降伏したらすごい優遇する。だからみんな降伏したくなる、怖いから。ていうのを作っていくんです

樋口:へえ

楊:あえてなんかね、自分、モンゴル人がまじ恐怖だっていう噂を広めた部分もあるみたいですよ

深井:そうそうそう

樋口:なるほど

深井:だから実際に殺した数より多くいうとか。自分たちでもしてたらしいですよ

楊:最初から世論操作で攻めるっていうね

樋口:すごいな

深井:恐怖的に、恐怖を、それで降伏させる

樋口:広告も使うんですね、うまく

楊:そうです。そこで自分たちの最小、コストを最小化できるじゃないですか。彼らは別に虐殺とか殺しが好きなわけじゃないんです。合理的な極めて合理的な判断で作戦行動してるんです。

深井:虐殺がしたくてしてんじゃなくて、虐殺を手段として使ったりするんです。だからすごいなんか、合理的かつ冷徹っていったら冷徹だと思います。

樋口:はあ

深井:すっげえ合理的に動いてる。資源を集めて、それを前線に持ってきて、みたいな。で滅ぼした国は、抵抗した国は徹底的に潰して、降伏した国はすごく優遇してそのまんま生きられるようにしてあげて、税金だけ徴収してみたいな。すごい。だから降伏した方がメリットがあるよね

楊:そうだよね

樋口:それを作ってやるんですね。設計するんですね

深井:ぎりぎり降伏し方がましな方にするんですよ。それで降伏させていったとかりして。それでも抵抗したりする人いるんだけど、やっぱ強いから勝てちゃう。

楊:あえて全員殺さずに、生き残りの人をあえて他の都市に行かせるっていう。噂を広めさせるというふうにも言われてます。

樋口:はあ

深井:やっぱ遊牧民だから城攻め下手くそだと舐められてたら、めちゃくちゃ上手かったりする。統制がとれたすさまじい動きをして、普通に攻城兵器ももってんですよ。攻城兵器ってのは城を攻めるための兵器ね。本来遊牧民はそんな戦い方はしないはずだよね。だけど、攻城兵器もってるのは傘下に入れた民族の技術全部取り入れてる。

楊:そうだよね。

深井:だから全部吸収していくんです

樋口:なるほど

深井:スーパー強いよね

楊:それにヨーロッパがまじびびるね

樋口:それはそうだ

深井:それで世界帝国が実現します

樋口:はあ。すごすぎるな。

楊:あと、なんだろう。僕が読んだのはヨーロッパ、当時中世のヨーロパにも彼らは攻めていって現地の騎士団とかも戦ったんですけど。当時のヨーロッパって一概には言えないですけど、戦闘ってどっちかっていうとほどほどのところでお互いが、ああやめましょうね、って終わるものだったんです。どっちかというと儀礼的なちょっとデモンストレーション

深井:皆殺しにするってどっちも大変だからね。勝つ方も大変じゃん、皆殺しにしようとしたら

楊:でもモンゴル軍はそれガチで殺しにきてるっていうね

深井:皆殺しに

樋口:ふうん

楊:そうそう

深井:許してくれないから。一回戦ったら。降伏しても。

樋口:なるほど。それもでも、なんかパフォーマンスの面もあったんでしょうね

深井:殺したいわけじゃないから。さっきも言った通り

楊:たしかにね。手段だもんね

樋口:ほお

深井:メリットないから。殺すことに

樋口:見せしめってのもあった

深井:あと、街破壊とかもメリットない、本来は。その街を自分たちの傘下に入れて、生産拠点なりなんなりで使った方がいいから。交易拠点とかに。

樋口:はいはい

深井:殲滅するときってのは戦略が有るときです。別の目的が有るときです。

樋口:怖すぎる。なんか。ちょっと恐怖になってきた、なんか。この人たち

楊:農耕民の恐怖じゃないですか

樋口:おら、コメ作りてえだ。かああ、すごいすね

深井:厳しい。ストイックな集団です

樋口:ストイック

深井:ちなみにお酒もあんまり飲んじゃだめなんです

樋口:へえ

深井:お酒を飲むと判断力が鈍るから

樋口:ストイック

深井:お酒もあんまりのんじゃだめなんです

楊:たしかにね

樋口:ストイックすぎるね

深井:さっきも言ったみたいに兵器の点検もちゃんとしてないと死刑だしね。おぞましい組織ですよ

樋口:おぞましいですね

楊:インセンティブはめっちゃもらえる

深井:そう、勝ったらめっちゃもらえるんですね。イーロン・マスクみたい

樋口:本当に今の企業みたいに感覚近い。不思議っすよね。昔のこと話してるようで今ぽいなって感覚する。なんか。なるほどな

深井:なんかわかりました、なんで強いか

樋口:わかりました。めちゃくちゃ。はあ、でもじゃあいきなり農耕民族があれが強いからって言って、さあ明日からやってっても絶対できないやつですね

深井:できないですね。遊牧生活してないとできない

樋口:地というか環境が作ったってことですよね

楊:普通の農耕民が草原に放り出されたら死ぬからね

深井:死ぬ

樋口:なるほど。だいぶわかりました

深井:はい

樋口:はい

深井:ということで次は一回統一したモンゴル帝国をモンゴル高原を統一したところから、さらにその周りにまだあるよって話した。金とか、西遼とか、西夏とかあるし。もっといったらその先にホラズムシャーていうね。中東の国があったりするんで、チンギスはそこまで攻めに行きます。その話をします

樋口:はい

深井:はい

樋口:いやあ、じゃあ続きは次回ですね。ありがとうございます

楊:ありがとうございます

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