【ポイント】
①スパルタ男は毎週肉体をみんなからチェックされる
②少しでも贅肉がついていたら鞭打ちの刑
③スパルタはデブに厳しい国!楽に暮らしたければアテネにGO!
樋口:はい、ということで相当盛り上がりましたけどもね。
(♪)
樋口:あっ、ちょっとまた鳴りましたよ。
深井:あれですね。
樋口:鳴りましたけど、これはメールの着信音のような音が鳴ってるということのやつですよ。ということでございまして、今回もやりましょう『架空のお便りコーナー』このコーナーは前回やりましたけども、架空のお便りがきている体でスパルタの方々に悩み相談をしていくという、略して架空お便りのコーナーなんですけども。
深井:スパルタに悩み相談面白いですね。
樋口:ざっくり誰!?っていうね。なんとなくスパルタ市民の方々にお便りをっていうことでございますけども、じゃ早速架空のお便り読んでいきたいと思います。ラジオネームスパルタンX様。スパルタ市民のみなさん、こんにちは。僕らスパルタ市民なんで。
深井・ヤンヤン:ああ、はいこんにちは。
樋口:神奈川県在住の17歳、高校2年生のスパルタンXと申します。僕は子どもの頃から太っておりまして、昔はコロコロしていて可愛いなどと言われてましたが、最近ちょこちょこ同級生に彼女が出来始め改めて鏡をよーく見て、初めて自分がデブであるということに気付きました。当然彼女も出来ませんしとても悩んでおります。ダイエットに挑戦したこともありますが、筋トレ、ジョギング、食事制限、何をしても続きません。そこでスパルタ市民のみなさん、何かオススメのダイエット方法はありますか?あとデブについてどうお考えですか?よろしくお願いしますと。ということでございまして、スパルタ市民のお二人ですよね 今は。
深井:これは樋口さんも答えれるんじゃないですか?
樋口:いやいや。
深井:さっきの話を聞いて。
樋口:ただ僕はどっちかというとお悩み側の方に。
(笑)
樋口:ほんとに僕、痩せれないんで。逆にちょっとあの聞く側として今回は。
深井:オススメのダイエット方法を知りたいんだ。
樋口:知りたいですよ〜。
ヤンヤン:そうですね。まず話さなければいけないのは、そもそもスパルタでデブはどういう風に見られてるかっていうのは、まず話さないといけないかなって思ってて。
樋口:デブってもちろんいたはいた?
深井:いや、いない。
樋口:いない!?
深井:いや、いないと思う。鞭打ちだから。
(笑)
ヤンヤン:デブの時点で鞭打ちです。
深井:デブは鞭打ちにされちゃうんですよ。
樋口:だから僕とか生きてたら、身体中ミミズ腫れだらけ。
ヤンヤン:そうですね。
深井:1週間に1回、裸になってみんなに肉体を見せないといけない。
樋口:どういうことっすか?
深井:どれだけ完成された肉体を築いているかを見せないといけないんですけど、その時に少しでも贅肉がついていたら鞭打ちです。
樋口:いーや、恐いわ〜。でもそもそもさっきの話で言うと、食いもんが上手くないっていう。
深井:上手くないっす。上手くないし基本的に飢餓状態なんですみんな。ちょっと足んないですよ、ご飯が。
樋口:ずっと腹が減ってる。
深井:ずっと腹減らさなきゃいけないんですよ。だから十分に与えられないんですよ。
樋口:はいはいはい。
深井:ご飯てスパルタでは、なんで、デブについてどうお考えですかってスパルタ人に聞くのはチャレンジングな質問ですね。
(笑)
ヤンヤン:速攻で鞭が飛んできます。
樋口:だから正常な人間として思われないっていう。
深井:戦士じゃないから。奴隷になりますよね。
(笑)
樋口:いや〜、でも太っちゃってるんですよ、僕というかスパルタンX。
深井:今ね。
樋口:もう僕スパルタンXと思って話してもらいたいんですけど。
ヤンヤン:なるほど。
樋口:僕痩せたいけど、鞭打ちされても痩せれないんですよ。そういう人はどうしたらいいんですかね?スパルタの感覚で言うと。
ヤンヤン:そうですね、彼女がなんかこう、痩せるためには彼女を作るじゃダメなんですかね。
深井:痩せれなくて、彼女が出来なくて悩んでるらしいよ。
ヤンヤン:たぶんまず、そのなんですかね。彼女できるか出来ないかでダイエットするって言うのは、それはまずダメだと思います。
(笑)
樋口:そもそもモテようとしてること自体がダメなんですね。
深井:強いか強くないか。
(笑)
ヤンヤン:だからモテるかモテないかじゃなくて、いま深井君が言ったように男として強いかどうかを。
深井:戦士として。
ヤンヤン:変えないといけないですよ。
深井:ダイエットとかじゃねえから。
樋口:痩せるとかじゃなくて強くなる。
深井・ヤンヤン:強くなるかどうか。
ヤンヤン:モテるとかどうでもいいんですよ。
深井:まず強いか。
樋口:もうじゃあ僕、ラジオ、お便り出すラジオ間違えたってことですね。
(笑)
深井:聞いてはいけない。
(笑)
深井:強くなるかどうか、いつもこうすれ違うよね。歴史上の人に聞いちゃうと。すれ違った答えが絶対返ってくる。
(笑)
深井:概念が違いすぎて。
樋口:じゃデブについてどうお考えですかとかじゃなくて、考えられもしないっていう。
深井:デブって概念ないかも。
(笑)
ヤンヤン:それはそうかもしんないね。
深井:デブ見た時ないと思う、スパルタ人は。デブを見たことがあんまりないと思うんですよ。
ヤンヤン:スパルタじゃなくて、アテネに質問すれば良かった。アテネ市民に。
樋口:それ今いいんじゃないですか。だから要はモテないんだったらモテるところを探す旅をしろと。これホントにいい答えじゃないですか。
ヤンヤン:ありのままの自分が価値が認められる。
◦ 樋口:自分を変えるんじゃなくて環境を変えろと。
ヤンヤン:どうせスパルタに来てももう死だけですから。死ですから。
樋口:なるほど。ていうことでございましてわかりました。これをお聞きのデブ好きの女性陣の皆さん、どんどんお便りをください。というわけでございまして、架空お便りのコーナーでしたありがとうございました。
深井・ヤンヤン:ありがとうございます。
樋口:はい、ということで本当のホントにエンディングでございます。いやぁ今日ちょっと
全部使われないんですけど収録ね。一気にしたと思うんですけど2時間喋ってますよ。
深井:喋りすぎましたね。
樋口:どれだけカットするかわかんないですけど、もう僕さすがに頭がボーッとしてきましたね。いや〜。
深井:喋りすぎましたね。楽しいね。
ヤンヤン:楽しい。
深井:ずっと出来るオレ。
樋口:でも僕も正直ボーッとはしてきましたけど、これやっぱなぜボーッとしてるかっていうと、楽しくて情報量が多くて勉強になるから。脳味噌にシワがどんどん細かく刻み込まれてってる感覚なんですよ。
ヤンヤン:そう言っていただけてありがとうございます。
深井:ありがたいですね。
樋口:本当はこれ歴史というか社会の授業の第1回目に、学校に出向いてやるべきですね。
深井:ホントね。ホントもう、ホントに歴史の授業ってクソ!
(笑)
樋口:だいぶ今、反体制的な発言しましたけども。
深井:こんなに面白い歴史をあんなにつまらなく紹介できるの、逆にすげえと思います。
(笑)
樋口:いやー、でもだからマインドセットの問題だと思ってて、要は歴史の授業の一発目にこんなに面白いってマインドセットバーンてするじゃないですか。そうするだけでもしかしたらくだらないように思われてる歴史の授業が、これをいかにどう社会生活に活かせるかっていう。いまいいこと言いましたね、僕。だからあれですよねいかに活かせるかっていう風に考えることって、勉強の一個の糧だと思ってるんですよ。
ヤンヤン:そうですね。
樋口:みんなアウトプットをイメージせずに勉強だけしてるから、ただの勉強になってしまうと思うんですけど、今日やった話って全て会社経営とかモテるためにどうとか、何かしら今のリアルな自分の生活に活かせるっていうところがイメージできるじゃないですか。それがでかいなって思うんですけど。
深井:特に歴史とかってもちろんアウトプットにも活きるんですけど、結構その情報の受け取り方が変わるんですよ。
樋口:あー。
深井:歴史知ってると、自分のアウトプットがブラッシュされるよりは受け取り方が磨かれるという意味で、すごく生活の役に立つと思う。めっちゃむかつく奴がいたとして、こいつ歴史上のあの人物と一緒だなみたいな、こんな嫌な経験したのかなみたいな。
ヤンヤン:相対化できるよね。
(笑)
樋口:なるほど、こいつよりもこういう過去があって、こういう国を滅ぼした経験があるから。
◦ 深井:上司がむちゃくちゃなこと言ってて全然理解できませんということを言ってたとしても、そういえばあの組織のあの人とあの人も、歴史上のね国この人この人も全然わかり合ってなかったなと。あの構図と自分たちと今一緒なのかなとか、そういう受け取り方が多様化されるっていう意味で、役に立ちます。
樋口:だからなんか別にあれですけど、一個客観視できるというか。
深井:そうそうそう。
樋口:自分が置かれてる状況って、歴史の中に当たり前のようにあって、今はただの登場人物なんだなって思う。
深井:そうなんすよ、さっきヤンヤンが言ったみたいに、僕たちはそれを相対化するっていう表現でコテンチーム内では表現してますけど、いまの時代だけに生きてて、いまの時代の一現象じゃないけどいまの時代の現象だけを見て、自分たちをポジショニングしていく。要は自分てこんな人間だとか、この人たちってこんな人間なんだって思うのと、3500年分くらいの歴史を勉強をして、勉強しなくてもいいんだけど、なんらかの形ってそれ知ってて、知ってる状態のその人たちと比べて自分たちを位置付ける。この違いはやっぱ大きい。だってそれ知らなかったら僕たち生きてる人間同士でしか比べられないじゃないですか。けど僕は死んだ人達と比べてるから、自分を。
◦ 樋口:なるほど。幅が広がりやすくはありますよね。
◦ 樋口:なるほどな〜。だから情報量がほんとに数千倍どころか、土地とかも入れたら数万倍になるってことですもんね。
◦ ヤンヤン:そうですね、簡単に言うと理解が深まるということですよね。うんうん。やっぱり一つしか知らないと、例えば差別とか偏見に繋がったりとか、あるいは最初から先入観で物事を、相手を判断するじゃないですか。分かりやすい例で言うとですよね。でも色んな見方とか出来ると例えば一歩引いたところである人とかある物事を理解して、それをまた色々考えがある中で自分はこの考えでいこうとか、こうやって行動しようかっていう。
深井:選択的に、思想選択ね。
樋口:選択的にっていいですね。正しい正しくないじゃなくて選択なんだっていう全てが。
いや〜。
深井:止まらねえよこれ。
樋口:相対性理論ってあるじゃないですか。あれをアインシュタインが発明したところで、絶対と思われてた時間が相対的って話なんですけど、僕らがやってることってアインシュタインすね。
深井:そうですね。
ヤンヤン:なるほど〜。
樋口:いや〜、素晴らしいまとめ。
(笑)
ヤンヤン:アインシュタイン。
深井:アインシュタインかな。
樋口:ということで、アインシュタイン樋口がお送りしました。
(笑)
樋口:ということでございまして、世界のキュレーションプログラムコテンラジオは毎週木曜日にお送りしております。ということで、それでは次回以降もどうかよろしくお願いします。ありがとうございました。
深井・ヤンヤン:ありがとうございます。