【ポイント】
今回のテーマは、「スパルタでイケてる男ついて」です。
体を鍛えるときは全裸のスパルタ人。
イケてる男の話から当時の女性の社会的地位やイケてる女性の話まで
スパルタ人の価値観についてお伝えします!
樋口:ちょっとじゃあ、早速次に参りましょう。スパルタ基礎知識、スパルタでイケてる男。
深井:これ想像つくんじゃないですか、樋口さんも。
樋口:もうこれは言っていいですか?でけぇで強ぇ。
(笑)
深井:だと思うよ。
樋口:ですよね。
深井:ただ強ぇそれだけだと思う。
樋口:やっぱり女性の中でもそれが格好良いとされてる?
深井:されてると思う。あのね実はギリシャの女性ってめちゃくちゃ地位が低いんですよ。だから今でいう、男の人この人格好いいからこの人選ぶ!みたいな事はあんまなくて、もちろん顔が格好良いからキャーみたいなのはあるんですけど、あんまそういうのはないんですよね。勝手に結婚相手とか決められちゃうから、そもそも選択権がないんですけど。
樋口:そうかそうか。誰が決めるんですか結婚相手って。
深井:親じゃないかな、政略結婚ばっかり。
樋口:なるほどなるほど。
ヤンヤン:この男とお前一緒になったら、子どもは多分強い戦士に育つだろうという感じで。
樋口:なるほど。
ヤンヤン:結婚させられるとか。
深井:そうなんすよ、だから男はホント強ければ良いし、なんなら女の人もそうなんすよ。因みにスパルタって女も身体を鍛えてるんです。しかも男って、男はですね身体鍛えてる時全裸なんですよ。
樋口:もうちょっと色々スゴすぎて。
深井:全裸で訓練とか全部、全裸でやってるんですけど、女も全裸なんですよ。
樋口:えぇ、ちょっと待って下さい。女も戦争に行くんですか?
深井:行かないです。
樋口:なのに何で鍛える必要あるんですか?
深井:鍛えてるお母さんから、強ぇ男の子が生まれるって思われてたからですね。
(笑)
樋口:遺伝子関係ないんですね。
深井:関係ないだから。強そうな女の人がモテるんですよ。
ヤンヤン:女も強さがモテポイントだからね。
深井:ジャイアン、ジャイ子。
ヤンヤン:ジャイ子。
深井:静香ちゃんじゃダメなの。
樋口:これ一個いまなるほどと思ったのが、日本と全然違うのは要は現代の日本って、男と女がお互いがお互いを認め合って結婚するじゃないですか、好きっていう感情。でも親が決めてるから、もう見た目まずどうでも良いんですね。要はハンサムかどうか可愛いかどうかって。
深井:本当はあったと思うよ、やっぱり本当は格好いいとか可愛いとか思って、可愛い子がいいなとか多分思ってたと思うんすけど、もしくは可愛い子だったらラッキーみたいな感情だったと思うんすけど。
樋口:親が決めるからパラメータでしかないっていう。
深井:女の人は親に決められたちゃうんですけど、男の人は多分比較的選べてますね。あぁあいつ、あの子強そうで可愛いからみたいな。
樋口:なるほど、そうかそうかそうか。
深井:パレードとかの行進をスパルタの女の人、裸でさせられるんですけど羞恥心を捨てるために。羞恥心とか強さに対して要らねえから。羞恥心捨てたりする為にパレードとか裸でさせられて、それを男の人達は見てていやぁあの子いいわ。
ヤンヤン:いい身体つきしてるねみたいな。
深井:強い男の子産みそう!みたいな感じで選ばれて。
樋口:これもう今となっては分かんないすけど、やっぱエロいかどうかって僕らあるじゃないですか。要はエロいのが好きだけど結婚は隆々とした女がいいのか、隆々とした女に対してエロいと思ってたのかが、これ知りたい。
深井:まずそもそも今から考えたら信じられないすけど、女性の地位が低いんで、男の人は複数の女の人と付き合ったりしてる訳です。
樋口:それはそうでしょうね。
深井:それが普通なんです。結婚用の女の人と性欲用の女の人と、趣味の話が合う女の人とみたいな感じで分かれちゃってて。スパルタは比較的ストイックなんで多分そんななんかこう色んな楽しみ方あんまりしてないんですけどこの人達、アテネとか完全にそれ。
ヤンヤン:自由ですもんね。
深井:自由だからねアテネとかの男の人は。結婚相手として家をちゃんと、家事が上手くて
子育てがちゃんとしてくれそうな女の人が結婚相手で、物凄く美人でみたいな人たちがこう楽しむ。
樋口:いわゆる性交渉の相手。
ヤンヤン:セフレですよ。
樋口:セフレですよね。
深井:みたいな感じの価値観。
樋口:なんか今聞くと、日本からみるとそっちが異常と思うじゃないすか。でも僕なんとなくいま考えてパッと思い浮かんだの、会社なんですよ。会社だったら受付嬢の人と経理の人と秘書って全然役割が違うし、スキルも違うじゃないですか。なんか昔の家庭の方がより適材適所で外国っぽくて役割分担が出来てる。
深井:結構古代とか日本もそこそこ近代までそういう価値観で、もう少し性に対して奔放だったりだとか、なんつーの一夫一妻制みたいなのって最近の概念、且つキリスト教的概念なんですよね。
ヤンヤン:平安時代とかもね。
深井:そうそうそう。
ヤンヤン:光源氏とか遊びまくって。
深井:それが、ちょっとなんなら素敵ぐらいになってる訳だから、当時の価値観でいったら
ヨーロッパだってそうだったですよ、ずっと。それがそうじゃなくなったのはキリスト教が普及してから。
樋口:いやぁだからなんか、僕らが生まれた時からもうずっと一夫一妻制で浮気はダメとか不倫はダメとかいう中で色んな記者会見を見て、あぁあとか思いながら生活してるんすけど
そもそも概念というか感覚が違うので。
深井:全然違う。
樋口:もう理解が出来ないですよ。
深井:そうですね。
樋口:善悪の判断も違うし。
深井:全然違います。だからもう普通にそういう浮気っていう概念じゃないから、普通に色々楽しんでる。
樋口:だからモテるとかモテないとかっていうので、男と女の価値がいま決まってるじゃないですか。それすらもモテるとか何?みたいな。モテるじゃなくて便宜とか。
ヤンヤン:そうですね。
樋口:人間の価値観の中に、色々と違うんだなと思いましたよ。
ヤンヤン:女性もたぶん男をみる時に、これ今で言うとやっぱ女性の中でも強い男とか
守ってくれそうな男っていう価値観は、今もありますよね。でも当時の女性っ私を守ってくれそうって言うよりも、この人と一緒に産んだ子どもって戦争で勝てそうだなみたいな、そんな価値観も入ってたんじゃないかなと思いますよ。もう自分を守るとか別にどうでもいいんですよ。
深井:ホントねスパルタぶっ飛んでるんで。お母さんとかも子どもが戦場行くじゃないですか。
樋口:はいはいはいはい。
深井:戦死とかするじゃないですか。
樋口:戦死、死ぬ。
深井:死ぬんすよ、凄い確率で。戦死したら戦死した子どもをもってるお母さん同士で、戦場まで見に行くんですよ。まず傷がどれだけ残ってたかみたいなの見るんですよ。めちゃくちゃ傷沢山ついてたら、嬉しいんですよお母さん。意味分かります?要は勇敢に戦ったねってなるから。けどなんか一回刺されたぐらいで死んでるとかだと、もうそれって恥なんですよ。みたいな価値観で女の人もいるぐらいだから、自分の息子がですよ、グチャグチャになってた方が良いって思うぐらいの価値観で生きてるから。本当はたぶんね悲しかったと思うけど、文化的にそういう価値観で生きてるから社会通念上は。結婚とかモテるとかに対しても全然いまの価値観と違う思いますよ。
樋口:でしょうね。また何で見に行って確認したところで息子戻ってこないのに。
深井:戻るとかどうでも良い。勇敢に戦って死ぬとか死なないとかも比較的どうでも良いんですよ。どうでも良くないだろうけどそれよりも、勇敢かどうかが大事。何かもうイケてる男の話で飛びますけど、死生観もだいぶ違うでしょうね。
深井:全然違います、全然違いますよ。
ヤンヤン:人生をそもそも楽しむっていうのがないから。
樋口:ないんでしょうね。
ヤンヤン:別に死ぬ事は惜しくないんすよね。
深井:スパルタはね。アテネはあるよ人生楽しむの。スパルタはないだろうね、戦士としてみたいな感じストイックだから。
樋口:その楽しむっていうところで言うと、次のコーナー僕めちゃくちゃ興味深いんですけど、スパルタ人の性事情。
深井:きましたね。