【ポイント】
今回は、「クイズ・吉田松陰」です。
弟子たちをはじめ、周りの人々の心を動かし続けた吉田松陰。
そんな松陰があの有名な黒船が来たときに思わずとったとんでもない行動とは!?
樋口:世界の歴史キュレーションプログラムコテンラジオ、パーソナリティの株式会社ブック代表樋口聖典です。そして。
深井:株式会社コテンの深井龍之介です。
樋口:そしてそして。
ヤンヤン:同じく株式会社コテンの楊睿之(ヤンヤン)です。
樋口:このラジオは歴史のプロである株式会社コテンの方々と、歴史弱者の私樋口が歴史上の人物や出来事を半笑いで学んでいく、世界の歴史キュレーションプログラムです。ということでもう3回目ですか、今回は。
ヤンヤン:早いですね。
樋口:毎週木曜日にやってきてもう3回目なんですけども、第1回目からずっと吉田松陰お話してきまして、僕めちゃくちゃ楽しいし学んでるんですけど、どうですか?
ヤンヤン:学んでるんですね。
樋口:めっちゃ学んでますよ。やっぱ前回の話にもあった通り、僕の歴史に対する興味をお二人がモチベートしてくれてると。だからほんとに松陰じゃないかなって思ってます。
(笑)
ヤンヤン:そんなことないでしょ。
樋口:感化されてますからね。
深井:常識人です。
樋口:全然なんか、もうまだまだ話足りない感じがありますけども。ということでね、今回も松陰について色々学んでいきたいと思いますが、コーナーいきましょうか。
ヤンヤン:はい。
樋口:株式会社コテンプレゼンツ「クイズ吉田松陰」歴史を愛し、歴史を知り過ぎてしまった株式会社のコテンのお二人が、明日から役立つ吉田松陰情報をクイズ形式でお届けするコーナーです。
深井・ヤンヤン:そうですね。
ヤンヤン:樋口さんも何回もね、一緒にラジオをやらせていただいてるので、おそらく吉田松陰について何でも答えられるだろうと。
樋口:いやいやいや(笑)、ちょっとプレッシャーエグいな!
深井:だいぶ伝えたからね。
ヤンヤン:そうですね。
樋口:まだまだ僕入り口。まだ扉を開けてコソッと見てるくらいですよ。
ヤンヤン:そんなことないと思いますよ。
樋口:プレッシャー半端ないですけど、でもちょっと頑張って。だいたい僕吉田松陰インストールされてきたんで、性格とか考え方とか。頑張って答えていきたいと思いますけども、第1問目お願いしてもよろしいでしょうか?
ヤンヤン:はい、それでは第1問。吉田松陰ですね、彼が江戸にいた時にですね黒船がくる訳ですよ、アメリカから。ペリーで有名な黒船が、黒船が来た時に吉田松陰はある行動をします。
樋口:行動?
ヤンヤン:そうですね、彼は何をしたでしょうか?
樋口:あーなるほど。
ヤンヤン:黒船が江戸に来ましたと。彼はそれを見ましたと。
樋口:ちょっと待ってくださいね。
ヤンヤン:そして彼がとった行動ですね。
樋口:えー、ちょっと待ってくださいよ。まずだって、当時の黒船ってもうヤバイですもんね。めちゃくちゃ怖いですもんね。
深井:まあ絡みにきた。
樋口:それ良いな。だからほんとになんか、今まで見たこともないような怪物が、ブワァーんって来るわけですよね。
ヤンヤン:その通りです。
樋口:でも僕知ってるんですよ。吉田松陰てやっぱりこう、ビビってないんですよ。普通の人が恐怖と思うことも恐怖と思わないんですよ、あいつ。なんで、あれ、ちょっと反応良いいな。これちょっと近づいて来たな。で、えーとやっぱり勉強熱心なんですよね。ていうことを踏まえていうと、分かりました!
深井・ヤンヤン:はい、なんでしょう?
樋口:絵を描いた!
ヤンヤン:あー。
深井:全然違う(笑)
ヤンヤン:残念!
(笑)
樋口:もう一つ迷った。迷った。えーっと黒船で歌を一句詠んだ。
ヤンヤン:あーんー、違う!
樋口:なんすかね?でも観察したのか。
深井:歌は確かに詠む、その後に詠みましたね、マジで。
樋口:あー、その後に。
深井:やった後に詠んだわ、確かに。
ヤンヤン:じゃあラストチャンス。
樋口:えー、なんかななんかな、白く塗った。
(笑)
深井:近い近い、一番近い。
樋口:ちょっと待ってごめんなさい、降参!
ヤンヤン:じゃあ答えを教えましょう。彼は黒船になんと乗り込んでいきます。
樋口:乗り込む!?えっ!?乗り込むというのは、ほんとに乗ったんですか?
ヤンヤン:ほんとに乗りました。
樋口:上に?
深井:乗った乗った。
樋口:化物の!?
ヤンヤン:そうですそうです。
深井:宇宙船が来てみんな逃げてるのに、一人だけ乗り込んで行ったんですよ。
樋口:あぶなぁ、こわっ。
深井:そう怖いんですよ。
樋口:黒船だから。誰が乗ってきたんですか?
ヤンヤン:アメリカの兵隊さんでしょうね。
樋口:兵隊もビビりますよね。
ヤンヤン:そりゃ兵隊もビビりますよ。日本人が刀さした、刀さした日本人が小船を漕いで。
樋口:船で行ったんですか?
ヤンヤン:そう船で。
深井:小船でね。黒船ってでっかいから、沖合にある。ちょっと沖合にあるんですよ。そこまでは小舟で。
樋口:漕いで?
深井:漕ぐのが無かったんですけど、無いから手で大変だったって記録が残ってますよ。
(笑)
樋口:マジで頭おかしい(笑)
深井:オールが無かったらしい、そん時。
樋口:ノーオールで。
深井:ノーオールで。
樋口:黒船に突っ込んでったんですか。
深井:弟子みたいなのと二人で行ったんですけど。
樋口:分かるか!
(笑)
◦ 樋口:そんなもん(笑)分かるかこんなもん!でもオレ近いところまでいってましたよね。
深井:近い近い。
樋口:要はその興味があるっていうのと、ビビってないっていう。
深井:ビビってない。
ヤンヤン:まさに彼も、なんで乗り込もうかとしたかというと、彼がそのペリーに向けた手紙があるんですよ。オレ達日本人は、そういった海外の技術を勉強しないとやられちゃうから、是非ともアメリカに行って勉強したいと。
樋口:へぇ〜。
ヤンヤン:お前達の国を見せてくれと。
樋口:すごいなぁ。
深井:誰かがそれを勉強して持ち帰らないといけないから、オレがやるって言って行った。ちなみにそれ、すごい重罪なんですよ。
樋口:えー。
深井:また。
樋口:脱藩と同じか、それ以上か。
深井:それ以上。同じように重罪だから。他の国と勝手に国交というか、交渉しちゃダメだから。重罪もまたここで犯すっていう。
樋口:すげえな。ほんとに命かけて知りたかったんですね。
深井・ヤンヤン:そうなんです。
ヤンヤン:彼の行動原理を考えたら、そうなんですよね。
樋口:いや乗り込むのはちょっと出来ないっすね。
深井:ずっと断られ続けるっていう。
樋口:そりゃそうや(笑)NO!NO!
(笑)
深井:マジでNO!って言われて、でもこのまま帰ったら処刑されちゃうから、マジでほんとに連れってってみたいなこ言うんですけど吉田松陰も。ごめんけど、この前幕府と条約結んだから、ごめんけど連れて行けないみたいなこと言われて。
樋口:すげえな。
ヤンヤン:降ろされて。
深井:降ろされて。
ヤンヤン:ただその話がペリーの耳に入って、ペリーがちょっと感動するんですよ。
樋口:へぇー。
ヤンヤン:骨のある日本人おるなって。
深井:幕府に手紙書くんで、この人をあんまり悪いようにしないであげてくださいみたいな。
ヤンヤン:幕府は悪いようにはしなかったんですよ。ちょっと尋問して地元、実家で自宅軟禁しろよという風に萩に送り返した。でも萩がビビって、自分の藩から黒船に乗ろうとしてる、要はUFOに乗り込もうとしている奴を出してしまって。マジでビビって、本来だったら自宅謹慎でいいのに、牢屋にぶち込んだんですよ。
樋口:なるほど、忖度したんですね。
深井:その牢屋で、前回喋ったあれが起こる訳です。
樋口:あれが起こる。もうずっとヤバイやないですか松陰。ずっとヤバイ!すげえなぁ、いやちょっと悔しかった。第1問当てたかったんですけど。
ヤンヤン:まだまだチャンスはあります。
樋口:まだまだ問題はあるんですね。
深井:もう1問ある。
樋口:もう1問ある。よーし次こそ絶対当てますから。じゃあよろしいでしょうか、それでは第2問お願いします。
ヤンヤン:では第2問!松陰は最終的に処刑をされますけれども、処刑というと何かこう罪を犯す訳なんですけどね。でなんでその罪がバレたのか。
樋口:えーと、その罪っていうのは。
ヤンヤン:罪っていうのは要は、当時の老中を彼が前々回喋ったことかな。暗殺の計画を立てたんですよね。結局実行されなかったんですよ。でその罪がなぜ、実行してないのになぜ幕府にバレたか。
樋口:えっ!?ちょっと待ってくださいよ。えーっと普通、計画がバレるっていうとこれですか。はいはいはい!いいですか?
ヤンヤン:どうぞ。
樋口:自分の部下にスパイがいた。
ヤンヤン:残念、違いますね。
深井:ありそうだけどね。
樋口:えっ、なんかな。ちょっと待ってくださいよ。拷問にあって吐かされた。
深井:ありそうだね。
ヤンヤン:でも違いますね。
深井:拷問もされても無いもんね、されてもない。
樋口:えーなんやろ。あー分かった分かった分かった。今で言う風俗みたいなところで、女に騙された隙に、隙に手紙を読まれた。
ヤンヤン:いや〜、違いますね。彼は女遊びはしない人なんですよ。
樋口:女遊びしないんですか!?
深井:しないんですよ。
樋口:女遊びせずに、ずっとヤバイことやってんですか!?何をモチベーションにやってるんですか!?
ヤンヤン:そっちがモチベーションじゃないですか。
樋口:すげえな。
ヤンヤン:刺激的な人生が。
樋口:すげえなぁ、全然分かんないですね。
ヤンヤン:じゃあ答えを教えましょう。なぜ罪がバレたのか、簡単です。自分で喋ってしまったからです。
樋口:どういうこと!?
(笑)
樋口:どういうこと?
深井:自分で言っちゃったんですよ。
樋口:えっ敵に、敵にっていうか幕府に対して。
深井:尋問されるんですよね、遠山の金さんみたいな感じの尋問されて、大岡越前みたいなやつか。尋問されてる時に、オレは老中を暗殺しようとしてるって話を自分で言っちゃう。
樋口:え〜。
ヤンヤン:聞いてもいないんですよ。全然別件で江戸に呼び出されて尋問される、全然別件なんですよ。
(笑)
深井:なんか、そうそうそう。ヤバイやつとお前共謀してない?みたいな感じの話で呼ばれて、いやオレはそいつ嫌いだから共謀なんてオレはしねえよみたいな。けどオレ暗殺しようとしてるけどねみたいな。
樋口:えぇぇぇぇ!!!
(笑)
樋口:ちょちょちょ、待って。共謀の話どうでもいいわ。今なんつった!?今なんつった!?っていう。
ヤンヤン:多分ねもう想像だけれども、尋問もある程度終わったと思うんですよ。
樋口:なるほど、ひと段落ついて。
ヤンヤン:繋がりないんね。だったらお前、もう萩帰れみたいな。で多分松陰がなんかこう
言いたかったんでしょうね。ちょっと待って実はさあオレ、もっとこれよりももっとデカいことを実際やろうとしてたんだよ。お前ら聞きたい?みたいな役人達はまた訳わからんこと言って帰ろうとしてた時に、オレ実は老中暗殺しようとしてたんだぜみたいな。
樋口:えぇぇ!!っすよね。
ヤンヤン:じゃないかな?と想像してます。
樋口:こんなん分かるか!分かるわけがないこんなの。
ヤンヤン:自分で思ってることとかも全部。
深井:我慢できない。
ヤンヤン:全部全共有したい人。
樋口:いやだから、ほんとにまっすぐぶち当たっていくだけなんですね。
深井:ぶち当たって散ってるからね。
ヤンヤン:攻撃力しかない。ディフェンスという言葉を知らない人。
深い:ノーガード。
ヤンヤン:ノーガード。
樋口:いや〜すごい。ってことでクイズ2問中、正解が0問ということで。
ヤンヤン:まだまだ私たちの教え方が下手だったんでしょうかね。
樋口:いやいやすいません。問題が難しすぎるんですよ。問題が難しすぎるということでございまして残念でしたけども、以上株式会社コテンプレゼンツ「クイズ吉田松陰」でした。
樋口:はい、エンディングでございます〜。いや〜ちょっと難しかったな〜悔しいな。
深井:何よりも弟子が一番、たぶんびっくりしたと思うんですよね。
ヤンヤン:そうですよね。
深井:師匠が自白して処刑されるっていう。
樋口:嘘だ!?
(笑)
深井:なんで!?みたいな。言わんかったらいいのにってなるよね。
樋口:えらいもんで第1回 第2回、そして今日の第3回ですか。ちょっと松陰好きになってきますね。
ヤンヤン:やっぱ魅力ですよね。
樋口:かっこいいんですよね。
深井:そうなんですよね、余りにも合理的じゃなさすぎて。
樋口:そうそうそう。
深井:かっこいいんよ。
樋口:あれ感じますわ、ドラゴンボールの悟空みたいな。
(笑)
深井:いやほんとに。
樋口:あいつだって、フリーザがバァーってパワーアップするまで待つじゃないですか。
(笑)
樋口:超合理性ないっすよね。今やっちゃえばいいし。地球危ないんだからさっさと今、やっちゃえばいいんですけど、いやオレ強ぇやつと戦いてえんだみたいな。
(笑)
樋口:興味だけじゃないですかあれって。だからマジで悟空とかルフィとか。今で言うところの。
樋口:あーいうだから、ちょっとバカが魅力なんですよね。
ヤンヤン:少年漫画のヒーローになれますよね。
樋口:だからちょっと漫画、作りたいですねジャンプに。
(笑)
樋口:ヒーロー松陰。
(笑)
深井:ヒーロー松陰(笑)
(笑)
樋口:いや〜、ということでございまして、なんと次回もまだまだ松陰についてお話ししていただきたいなと思っております。ということで今回はここまでです。歴史のキュレーションプログラム、コテンラジオは毎週木曜日にお送りしております。それでは次回以降もよろしくお願いします。株式会社コテンのお二人でした。ありがとうございました。
深井:ありがとうございます。
ヤンヤン:ありがとうございます。