SeasonS13.三蔵法師玄奘

今回のテーマは 「三蔵法師・玄奘」 です。
小説では『西遊記』の主人公、 史実では仏教界のスーパースター、 そして『般若心経』の翻訳者。

彼の生涯は一見してとてもシンプル。
お坊さんになって、インドまで旅して、 お経を運んで国に帰って、翻訳した。
これだけです。 大軍を率いて戦争したこともなければ、 皇帝や宰相になったこともなく、 世界を一変させた技術の発明者でもありません。

ではなぜ1400年経った今も玄奘の名前が現代まで伝わっているのか?
それは彼が常人ではなし得ない巨大な偉業をなし得たからにほかなりません。
地球一周半の距離を踏破し、人生全てを仏教と己の探究心に捧げ尽くした 玄奘の鮮烈な一生を皆さんと分かち合えればと思います。

#79 三蔵法師・玄奘 ― 終わりなき知的探究の旅

#79 三蔵法師・玄奘 ― 終わりなき知的探究の旅

【ポイント】
① 学問への探究心が最高純度に達した時の人間はどういう状態になるか?を玄奘から知ることができます。
② 玄奘は13歳で出家し、27歳で西天取経の旅に出て、17年後唐に帰国し、死ぬまでの約20年間はひたすら経典翻訳を続けた
③ 玄奘の旅は密出国。そしてほぼ一人旅。砂漠や氷山を徒歩で越えていくストロングスタイル。

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#80 信じる者は救われる!?― 仏教と中国のディ-プなカンケイ★

#80 信じる者は救われる!?― 仏教と中国のディ-プなカンケイ★

【ポイント】
①隋の統一まで中国では約300年間の戦乱と、異民族の大陸進出が続いた。仏教この時に中国で普及。
②仏教が中国で普及したもう一つの背景には、多民族国家統治という政治的な課題があった。
③ブッダ入滅後の仏教は分裂。やがて「仏教の原点に立ち返ろうぜ」という動きが生まれ、大乗仏教が興り、中国、日本に伝わってきた。玄奘はこの大乗仏教の僧侶。

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#81 空の思想?え。なにそれ。 ― 三蔵法師の愛した唯識論

#81 空の思想?え。なにそれ。 ― 三蔵法師の愛した唯識論

【ポイント】 ①玄奘の旅の動機の根底にあったは大乗仏教の根幹をなす「唯識(ゆいしき)思想」への探究心。変態にしか理解できない壮大かつ緻密なロジックの世界。 ②唯識思想は『般若心経』などで説かれている「空の思想」のアップデート版。あらゆる物質や現象は刻々変化していて、固有の実体は存在しない。実体があるように見えるのは、私たちの心(認識)があるという考え。 ③仏教は国家事業だった当時、玄奘含め当時の僧侶は国家公務員&国立大学教授の立ち位置。今と違って研究職の側面が強い。...

#82 三蔵法師、旅立ち前夜 ― イケメン過ぎて裏口入門!?

#82 三蔵法師、旅立ち前夜 ― イケメン過ぎて裏口入門!?

【ポイント】 ①玄奘の旅の動機の根底にあったは大乗仏教の根幹をなす「唯識(ゆいしき)思想」への探究心。変態にしか理解できない壮大かつ緻密なロジックの世界。 ②唯識思想は『般若心経』などで説かれている「空の思想」のアップデート版。あらゆる物質や現象は刻々変化していて、固有の実体は存在しない。実体があるように見えるのは、私たちの心(認識)があるという考え。 ③仏教は国家事業だった当時、玄奘含め当時の僧侶は国家公務員&国立大学教授の立ち位置。今と違って研究職の側面が強かった。...

#83 井の中の玄奘、大海を知る。真理を求めてインドへGO!

#83 井の中の玄奘、大海を知る。真理を求めてインドへGO!

【ポイント】
①翻訳された既存の経典だけの研究に限界を感じ、これ以上真理を突き詰めるにはもはや原典に当たるしかないと玄奘は考えるようになった。
②知的欲求不満が最高潮に達した時に、本場インドからやって来た仏教の偉い先生の口から仏教研究の最高峰・ナーランダ大学のことを聞く。
③西天取経の旅にいくことに決めた玄奘がまず取り掛かったのは、サンスクリット語をはじめ外国語の勉強だった。

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#84 本当は一人ぼっち?三蔵法師のリアル西遊記

#84 本当は一人ぼっち?三蔵法師のリアル西遊記

【ポイント】
①玄奘は無謀な旅に出たわけではなく、旅の計画を戦略的に行っていた節がある。言語の習得、情報収集、(西域に詳しいと思われる)商人の確保といった準備を実施した。
②灼熱と極寒の砂漠で飲まず食わず彷徨い、死にかけたうえ幻覚まで見えるようになる。その時に唱えたのが『般若心経』。
③旅の途中で入国した高昌国の王・?文泰(きくぶんたい)は玄奘に向こう20年分の旅費を渡し、彼の最大のスポンサーとなった。

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#86 三蔵法師・玄奘 ― 経典を乗せた船がまさかの転覆!?波乱万丈の西遊記最終章

#86 三蔵法師・玄奘 ― 経典を乗せた船がまさかの転覆!?波乱万丈の西遊記最終章

【ポイント】
①インドの最高峰の仏教大学、ナーランダ大学に入学した玄奘は頭角を現し、数千人の僧の中のいる中でトップ10に入る
②玄奘の時代のインドにおいて仏教は既に衰退の道を辿っており、ヒンドゥー教はじめ異教が盛んになっていた
③単に自分の知識欲の充足だけではなく、母国に正しい仏法を伝え広めたいという公的な使命感(+伝法を義務付ける戒律の存在)があったため、玄奘は帰国を決意し過酷な旅に再び身を投じたと思われる

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#87 人生は旅と勉強だ!三蔵法師に学ぶ人生哲学

#87 人生は旅と勉強だ!三蔵法師に学ぶ人生哲学

【ポイント】
①唐に帰国後、玄奘は皇帝の後援を受けて経典翻訳の国家事業を始め、亡くなるまで続けた。
②玄奘の弟子に日本から来た僧侶・道昭おり、彼が日本にもたらした法相宗は藤原家に保護され、やがて隆盛を極めた(※元興寺は道昭が最初に伝教したお寺、興福寺と薬師寺は法相宗の有力なお寺。道昭がこれらの寺院を創建したわけではない)
③玄奘はその生き様を通して「真に学ぶとはどういうことなのか?」を私たちに教えてくれる。

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