【ポイント】①春秋・戦国時代とは、人類史上でもトップクラスに入る天才、変態、化け物たちが知力と武力の総当たり戦を繰り広げていた500年間②大陸を起源とする東洋思想の8割方はこの時代で生まれた。以後の学問、思想、ハウツーの殆どはこれらの焼き直しと言ってもよい③始皇帝の「中華統一」は今日のヨーロッパを統一するような難しさ。これを成し得たのは「法家思想」という「仕組みづくり」の戦略を最も上手に運用できたから 世界の歴史キュレーションプログラム、コテンラジオ〜♪...
【ポイント】①秦が強国となった最大の理由は「ルールベースの機能的な組織設計・統治の元祖」でもある法家思想を取り入れ、フルに活用できたため②始皇帝の100年ほど前の商鞅が秦の国家システムを根底から革新したキーマン③当時ではキワモノの革新思想であった法家思想を秦が最も導入できのは、ベンチャー国家ゆえ貴族などの既得権益層が他国ほど成熟していないという背景があった...
【ポイント】①一番最初に秦を強国にのしあげた人物が百里奚(ひゃくりけい)という遅咲きの宰相②世界史の中でも武力が神クラスの白起(はくき)将軍も登場する③斉と秦が二大強国同士で睨み合っていた頃、小国・燕に楽毅(がくき)という武力レベルがシステムバグ並みの将軍が出現し、斉をほぼ滅亡寸前まで追い詰める。これが秦が一強となる遠因となった。 樋口:さあそれでは次に参りましょう。 前回に引き続き、秦がどのようにして強くなったのかってことなんですけども、...
【ポイント】①始皇帝は頭のキレる現実主義者で、中華統一の最終ゴールを決めた人②本人があまりに優秀だったので、決裁権をあまり人に渡さず全部自分でやっていた。暗殺されまくったので人もあまり信用しなかった③中華統一前も後も酒色に耽けたりせず勤勉でストイックなハードワーカーだった 樋口:キングダムの時代背景について、色々と聞いていきましたけども、続いては始皇帝という。 深井:やっとね。 樋口:人そのもの。 この人について聞いていきたいんですけども、どんな人ですか? 深井:非常に優秀な人だと思います。...
【ポイント】①始皇帝が不老不死を求めたのは、自分がなくては国が滅んでしまうという未来への凄まじい不安に囚われていたのかもしれない②秦に攻め滅ぼされ、わけがわからないまま物凄く厳しい法律を敷かれてしまった他国民の不平不満というリアルもある③秦の残したハードとソフトの遺産を上手く継承した漢帝国は、その後400年も続く史上空前の大帝国に発展した 樋口:これまでキングダムの時代背景、そして始皇帝という人間そのものについて、色々と教えてもらいましたけども、前回終わりにチラッと話題に出ましたけど、...