#40 世界を動かす日本人!ソーシャルベンチャーの旗手 ボーダレス・ジャパン田口代表が掲げる夢と志(後編)

【今回の内容】 地球温暖化を打開する!ハチドリ電力とは?/タイムリミットは2050/火力発電に変わる自然エネルギー/ハチドリ電力のモデルは?/無関心ではなく未認知/どこにお金を払うかで意思表示ができる世界になる/3%の力/田口さん、19歳の原体験/ハチドリ電力の驚愕の利益/一番正直な電力会社であるために/デメリットゼロのハチドリ電力/なぜハチドリなのか?ハチドリのひとしずく/微力かもしれないけど無力ではない/意志がムーブメントを起こす/歴史の転換点、ボーダレス・ジャパン

樋口:はい、ええ、今日の番外編も引き続き株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役の田口一成さんをゲストにお招きしていろいろとお話をお聞きしていきたいと思います。よろしくお願いします。

深井:ハチドリ電力の話を聞きたくて、

樋口:ハチドリ電力ですよね。今一番力を入れてると。

深井:そうですよね。いろんな社会課題解決の中でも今、田口さん力いれてらっちゃる。ハチドリ電力、どういうものかというのを。

田口:一言でいったらこの地球温暖化というものに対する対策というものをやらなきゃなと思って始めた事業で。いろんな事業も世界でやってきて、貧困問題であったりとかいろんな問題あるんですけども。大方でいうと例えば貧困問題とかって少しずつ良くなって来ている部分があるんですよね。ただ、毎年明らかに悪くなっているのがこの環境問題、地球温暖化の課題、一向に改善に向かわない。そんな中タイムリミットがついにきた、来始めたっていうのがこの地球温暖化の課題かな。地球温暖化の原因というのはCO2がたくさん増えて、温室効果ガスというのが厚くなりすぎて、地球が温まっちゃうということなんですけど。CO2の排出量が近代化以降、エネルギー社会になってどんどんエネルギーを燃やして全てのものも作られるし移動もそうだしってなってから森が吸収できるCO2とプラマイが全然あわなくなった、結果なにが起こってるかというと温度上昇が起こって本当にいろんな1日100種類くらいの生物が絶滅してって。

樋口:そんなに。

深井:そんなに。

田口:年間4万種が消えてってるそうなんです。人知れず、まさに。だから地球温暖化の問題ってなんなの、別に地球はもちろん温暖化で死ぬわけじゃないけど、僕らが暮らせなくなっていく。ぼくらの前にこの小さな生き物たちが今どんどん死んでってるというのが起こってるという状態なんです。だから人間さえ良ければいいっていうのならもうちょっと持つかもしれないけど、すでにもういろんな生き物が暮らしてて、もちろん生物多様性というのがあって作物がちゃんと作られたり。このしっぺ返しが僕らにどんどん襲ってくると思う。さっきタイムリミットって言ったけど、地球温暖化ていつまでも徐々に柔らかく襲ってくるわけじゃなくて。どっかから勢いがとどまらなくなるぞという不可逆的になるタイミングがあって。これが2050年までにCO2を実質0にしないともう耐えられないっていうのが一応科学的な話として出てる。合意として。実質0、出すんだけど、吸収もするって意味でプラマイ0で実質0。

樋口:増加しないようにするってことですね。

田口:そうですね。2050年で0。

深井:2050年でプラマイ0にしないと、その後減らしてももう遅い。

田口:その後の話はなしよとおっしゃってる。その後なに言ってももう終わり。それはなぜかというとそれがさっきいった環境用語でフィードバックていう。例えば北極の氷一回溶け始めたらもうあれなん億年て出来上がったもの、もう元に戻らないという話と同じ。加速度的に進んでいく。

深井:環境が変わってしまうことを完全に止められなくなるのが。

田口:止められなくなるのがこのタイミング。で、2050年0にするために現実的に2030年の時点で半分にしてないといけないと言われてる。それは2010年の時と比べて半分にしないといけない。ここのマイルストーンがクリアできてないと2050年の0というのはほぼ無理じゃない。もちろん相当な技術革新が何か起こってってのを僕も期待したいし、そういう人もいると思うんですが。現実的な数字だけの話をするとそういう部分があるよねって言われている。このペースってどのくらいかというと、コロナで経済がめちゃくちに止まったじゃないですか。中国とかインドの空が綺麗になった。地球環境が良くなった。これで今年のCO2どのくらい減ったかというと、これで8%。

樋口:8

田口:ちょうど毎年このペースで減らしていくと2030年半分2050年0ていう。だからこのくらい止めないとダメっていう話があるっていう。これ結構やばいですよね。

樋口:コロナでも相当インパクトありましたもんね。

深井:8か。

田口:とっても難しい話に直面してるんだよってのが、やっぱり僕らまず知っておきたいなというところがあります。だから今までの暮らしをただ続けていく中で、なんとかではもう難しいということだけは一つはっきりしている。で、その中でじゃあ悲観ばっかりしててもしょうがなくて、どうやったらいいのよって話があって。じゃあどうできるんだろうと自分の中ですごい探す中で、一番インパクトがあるのがさっきと、1回目の話と同じですけど、一番インパクトあるのはなんだろうというのが自分の中で知りたいことで。見えて来たのが電気だったんですね。日本のCO2排出の部門別の割合を見ると、日本全体でCO2どこからで出てるのかなと見た時に、一番大きい部分がエネルギー転換部門と言われる部門。それが約全体の40%くらいある。エネルギー転換てつまり主に発電のことなんですけど。火力発電、石炭とか石油とか天然ガスとかを燃やしてエネルギーに換えるていうエネルギー転換部門が圧倒的に多くて。運輸部門とか、正確じゃないけど、17%とか20%。産業部門とか運輸部門。ついついガソリンが一番多いみたいな感じとか思っちゃうんですけど、圧倒的に多いのがこのエネルギーのところだった。理由はこの火力発電に頼ってるところ。どうしても3.11のあと原発が減ってって、火力発電に依存しないといけなかったというところがある。それが結果としてすごいCO2を出してる状態。そうやって原因がここにあるんだなというと、じゃあ対策としてはCO2を出さないエネルギーの作り方というところにシフトしていくということが大切だよね。ということで再生可能エネルギー、自然エネルギーていうものですね。これは何かを燃やしてエネルギーを作るのではなくて、太陽とか風の力を使ってエネルギーを作っていく。こういうものをやることによってCO2排出が圧倒的に下げられる。これは現実的じゃないですけど40%の全部自然エネルギーになったらもちろんその40%を0にできるということになるわけ。もちろん一部残る、でもゆくゆくは自然エネルギーでいける時代ってのはすごい近くに来てる。昔と違って太陽光も風力もすごい安くなってるし、蓄電池もすごい安くなってる。アメリカとかヨーロッパとかでは再生の発電コストの方がもう火力とかよりも安いていう。日本も今年か来年とたしか言われてたとういう形。そのくらいもう初期にかかるコストってのは非常に落ちて来て。ランニングコストが0なんで、材料費がないので。材料費というか燃やす原料費とかがないから、初期投資が落ちるとその分コストが下がっていくということができてる。そういう自然エネルギーを広めていく社会にこれからなったらいいなと、細かい話はおいといて、それが必要だろう、インパクトが大きなところとして。一方でなかなか地球温暖化に対してみんなまずいとは思ってるけど何ができるだろうかって思ってる部分がすごい多いと思う。そこが電気を換えるということが実は一番インパクトが大きいんだよということをちゃんと伝えたくて。そういう電気を自然エネルギーの電気を換える会社を作って普及していくってことが一番大切じゃないかなと思って。それでそういう自然エネルギーの電気を届けるという会社をつくろうというのでハチドリ電力という事業を始めた。

深井:ハチドリ電力のモデルがすごいですね。コスト内訳とか、売上のまた1%を、みたいなやつがある。

田口:そうですね。

樋口:そこを詳しくお聞きしたいです。

田口:ありがとうございます。ハチドリ電力がとてもユニークなのは、まず、自然エネルギーを使うことで環境によくしたいという人の手段にしたい。僕はソーシャルビジネスはそういうよりよい生活者の手段を提示することがいつも仕事だと思ってて。こういう電気に対して。なので実質的に自然エネルギー100%の電気をお届けする。CO2は0の電気しか売らないという。1プランしかない。普通は自然エネルギーの比率をなん%とか70%とか50%とか調整して安くするっていう。いろんなプランを作って安くするって形なんですけど。僕らはそういう火力とか原発を混ぜない電気を作りたいっていうことなんで。その1択で100%プランしかありませんというのがまず一つの特徴なんです。今日本の再生可能エネルギーの発電比率って、18%くらいしかないんですよね。8割くらい火力で残りが原発っていう感じなんですけど。この18%のうち、100%ぶん買って来ましたよ、もってきましたよと言っても、地球温暖化に加担しない状態にはなるんですけど、実際この18%を20%とか30%とか、再生可能エネルギーの比率を上げていかないとCO2はやっぱり減っていかないので。毎月の電気代の1%というもの、みなさんの電気代の1%というもので新たな発電所を新たに作っていく、自然エネルギーの発電所を作っていくお金になります。なのでハチドリ電力になることで地球温暖化に加担しない、100%なんで、しないだけじゃなくて、実質的に再生可能エネルギーの発電所を増やすことにもそのまま繋がります。電気代のもう1%というものが、いろんな社会課題に取り組んでいるNPOとかNGOとか。そういったところを選んで1%を寄付する、自動的に寄付される。寄付先は自分で選べる。寄付するっていう仕組みになってます。なので地球環境をよくしていくだけじゃなくて、社会もよくしていかないといけないという思いがすごくあって。僕がボーダレスを19歳の時に作った最初の目的がNGOとかいいことをやってるんだけど、お金がない、そこにお金を送りたいと思って始めた当初の志があったんですけど。この電気という生活のインフラを、みんなの個人会社の電気のインフラのその1%がこういうNPO,NGOの活動支援にはいるということができればすごい大きな力になるんじゃないかと思って。なかなか寄付って日本人の文化にない、寄付しようって。先ずその一歩として電気を換えるときに必ず1%はどこかの団体に寄付しないといけないんで、される仕組みなってるんで、選んでみて初めて知った、ああ、こんな活動に取り組んでいる人たちがいるんだと知ってもらって、寄付してもらう。そうすると彼らからのレポートがきたりとか。そういう形で接点がどんどん始まっていく、これをきっかけにいろんな社会の課題に気づいてもらって関わりをもってもらえたらいいな、その一歩目になるようなものは電気というインフラだからこそ毎月明細書を見る、こういう関係性をもてるからこそ伝えられることがあるんじゃないかなと思って。

樋口:すごい。その寄付先は選べるんですか、一人一人が。それがけっこうキーですね。

田口:はい。

深井:いろんなジャンルありましたもんね。教育とか、

田口:いろんなジャンルが、動物愛護とか、子供の問題とか。福祉とか、本当町つくりとかですね、もちろん途上国の貧困支援とかも含めて。

深井:すごい新しいなと思った。この話を聞いた時に。実はただの寄付とかじゃないと思ったのが、今まで自分たちがインフラ選ぶ時にそれこそ効率、コストでしか選んでないわけ。絶対コストで選んでた。電力自由化されてそれでコストで選んでたものが考えで選べるようになってる、これによって。ハチドリ電力によって、自分てこういう考えを持ってて、それを大切にしたいとか、大切と思ってるからハチドリ電力を選ぶようになると思う、この選び方って。それ、そうとうやばいなと思ってます。

樋口:これ、やばいですね。これ誰かが言ってたんですけど、お金をただ使う、消費するという時代から、お金を投票権だと思って自分がこの人にお金を渡したい人に投票するという感覚で使う人が増えてくる。

深井:まさにそれだと思う。イデオロギーというと言いすぎかと思うけど、すごいイデオロギーに基づいた選択みたいなのが今僕も増えていってる感覚があって。それがしかもインフラだっていうのがすごい変革のタネになりそうな予感がばんばんしてて。

田口:いやあ、そうですよね。本当にそれがすごく大切、そうなったらいいなと思っていて。みんなちょっとしたきっかけで、僕は世の中に対して無関心、社会問題に対してこういうことやってるって無関心て多いという話をされるんですけど。僕、日本人というかみんないい人だと思ってて。無関心なんじゃなくて、未認知だと思ってる。

楊:知らないだけ。

田口:まだちゃんと知ってないだけ。地球温暖化のこともちゃんと知ってなくて、自分が生活するうえでCO2出してる。家庭で言ったら半分が電気から来てる。テレビ見ながらやばいっていいながらあなたの電気がやばいんだよってことを知らないだけ。だから、知ったらそういう選択をすると同じように動物愛護の現場知らないだけ。知ったら応援したくなる。なので知る努力、みんなが知れるきっかけをちゃんと作っていく努力をやらなきゃなと思ってて。知ったらみんな今おっしゃってくれたみたいに意思をもってこういう社会を作りたいな、自分が社会を作りたいことのために活動してくれてる人のことを知ると投票じゃないですけど、自分のお金でお金だけで申し訳ないですけど一部寄付先をあなたにさしてもらいたいという、こういう関係ができていけばいいのかな。

深井:しかも電力の地球温暖化だけじゃなくて、さっきいったみたいにもう1%は別の分野の社会課題に対してお金が渡っていくわけなので。そこもすごいなと思った。

樋口:そこね、知らせるということができるってこと。自然と。

深井:教育支援みたいなのに興味ある人が電力にお金を払うことでその意思表示をできるという世界になったっていう話なので。それはすごく歴史勉強してたうちの社会の転換点の始まりの感覚とすごい近くて。よいしょしてるわけじゃなくて、冷静にそう思うんですよ。

田口:嬉しいな。

深井:これ転換点だと思って。

樋口:ほお。そうですよね。

深井:この後これが波のようにムーブメントになりそうだなとすごく思ってます。

田口:深井さんもハチドリ電力初期に切り替えてくれて。うれしかったです。

深井:そうです。やらしていただいて。本当、ムーブメント系ですよね、これ。

田口:そうです。本当に僕みんなの今日聴いてくださってるかたの3%という、過去に起こった社会運動、ムーブメントの成功したものを研究したかたがいるみたいで。過去の全体の3%、3.5%だったかもしれない、正確には3%、3.5%のかたが参加した運動というのは最終的に成功してるそうなんです。

深井:面白い。

楊:意外とそんな割合ないのに。

田口:なので、3%が動いたら、3%がこういう自然エネルギーを選んでくれるようになったら結果的に少し時間はかかるかもしれないけど、みんなが自然エネルギーの選択をしていくことに繋がる。

樋口:一部の人間から徐々にマジョリティになっていく溝っていうのがそこにある。

田口:そうかもしれない。

樋口:やっぱ何回も出てますけど、その、僕選べるというのがめちゃくちゃ重要だなと思ってて。僕らってなんか募金しようと思ったら、赤い羽根募金にとりあえずやる、それでいいことした気になってるだけ。いいことしてるんですけど、そこで知るというとこまでいかないのを、これ知るということを足したのが僕感動的なんです。

田口:そうですね。

樋口:僕勝手にそこで思ったのが、多分田口さんご自身が19歳の時に知ったから人生の方角一気にばって決めたじゃないですか。

田口:そうかもしれない。

樋口:そこの中に田口さんが知ったという体験があるんじゃないかと思ってて。それをもしいろんな人に与えたら、知らなかったらやらなかったことを知るからやるっていう風に繋がっていく、行動を促すことができることに意味があると勝手に思った。

楊:ご自身で実体験が一回経験されたってこと。

田口:それはそうかもしれないですね。僕、そのさっき言ったように人は無関心じゃなくて未認知なんだとけっこう口すっぱくいうのは、僕自身でやっぱり今こんなことやってると、いや地球環境とか興味なくてもいいじゃんていう人もいて、その人たちのことを否定できないのは、僕自身も19歳、それまで何も関心がなかった。人間性が変わったわけじゃない、ただきっかけがなかったのでその情報が入ってなかった。でも一回その情報が入って、貧困問題、貧しい人がいるんだ、自分はこうして暮らしているのにそういう人いるんだ。テレビでは多分19年間、同じ情報入ってたはずなにに、初めて入った。一回入ると人ってそういう一つの関心があるとアンテナが立ち始める。その後なんか社会のためにとか、困ってる人のためにと言い始めると生活の中に他にも困ってる人の話が初めて見えてくるんです。実は障害がある方が仕事、工賃、賃金という言葉使えない、工賃という言葉を使うようになかなか自分で自活をしていくだけの給料を得るってのは難しいとか。そういう一個一個のことが初めて全部自分ごと、自分の関心の中に、アンテナの中に入ってくるようになって、それで今特定の貧困問題をやるためにボーダレスが存在してるんじゃなくて、たくさん多くの社会課題を解決するためにボーダレスという器を作っていかなきゃ。その理由はたくさんの課題を、たくさんあって、たくさんの人たちで解決していかないとだめなんだとなったのは、確かに僕は最初たまたま知ったってことをきっかけに知ったことからいろんなのに広がってるから。まず知ることが大切ってのは、今言われて初めて思いましたけど、僕の中でいつも思ってることかもしれない。なので可能性を感じて環境問題とかいろんなことに関してどっか入る瞬間があるんじゃないかなと信じて発信し続けるみたいなことが信じてるのかもしれないなと思いました、確かに。

樋口:なるほどね、すごい。

深井:すごいね。

樋口:あ、すごい。

深井:すごいってなる。ハチドリ電力のモデルすごい、その話まだしてないか。なんでした、500円、サブスクリプションでみたいな感じでしたもんね、あれ。

田口:そうなんです。ハチドリ電力さっきいったみたいに自然エネルギー、実質っていう言葉を使わなくてはいけない、これは電気の業界のルールで。再生可能エネルギー発電所で作られたものを再生可能エネルギーをお届けしたいと思うと、自然エネルギーをお届けしたいと思うと、100%お届けしたいと思うと、どうしてもちょっと原価がまだ上がるんです。少し仕入れ原価高くなる、自然エネルギーの分。それを100%にしちゃうと他の電力会社より当然仕入れが高くなっちゃうんで。その中に普通に利益を乗せてお客さんに渡しちゃうと、お客さん電気代上がっちゃうんで。いいことしたいけど電気代上がっちゃうなというのは、さすがにもったいないと思って。それでどうにかできないかなと思って考えて。もう粗利、仕入れ値に粗利を乗せて電気を売るってやり方をやめようという。もう粗利を0でお客さんに電気は提供しよう。ぼくらがやってる仕事はこういうオペレーションですよね。代金回収をしたりとか電気代がたくさん増えればやることが増えるとか、少ないからやることが減るとかじゃなくて、やることは決まってるんで。一人のお客さんからは運営費として500円だけもらおうという。電気代が3万円の人も何万円の人も500円だけで僕らは運営しよう。そのかわり自然エネルギー100%の電気を選んでくれる人を増やそう。こういう思いでやってるんで。一万人いても500円なんで500万円にしかならない。

深井:そうか、一万人で500万円か。

楊:田口さん全く欲がないですね。

田口:そうですね。広告費も、ハチドリ電力の広告費0円。一回も1円も使ったこともなくて。なので、本当にいろんなことをそうやって切り詰める。代わりに自然エネルギーを選ぶ人が増えて欲しいし、その人たちが高くなったじゃなくて、電気代も悪くないなというような、そういう風に思ってもらえて広がっていく。広がったら当然ちゃんと利益。一万人だとだめですけど、十万人になれば、そういう話になっていける。これは今ボーダレスだからこそできる。これ3年前、5年前できなかった。もちろん毎月赤字だしってことで。でも確実に黒字になっていくのはわかってるんで、当然やってるんですけど。ただ時間がすごくかかることを耐える体力が今ならあるなっていうところで、こういう形を取れてる。今はそこまでしてでも僕は時間との戦いだと。まあ、聞いてる方にちょっとエキセントリックだなと思われてるかもしれないけど。でもそのくらい強い危機感を持っといてもいいのかな。あえてですね、あえて、持って、予防原則というか万が一ということにならないようにと行動しておくことはすごく大切なのかなと思ってるので。今自分ができることの少なくともベストな選択肢を提供したいと思った結果今できる自分ベストこれかなと思ってこういうの作った。

深井:単純に他の電力会社よりも田口さんにお金使って欲しい。同じお金払うんだったら。

樋口:ですね。

田口:でも、絶対いい使い方というか、一番正直な電力会社でありたいというのが。

樋口:いい言葉だな。

田口:地球温暖化という言葉に対して一番正直に一番愚直に取り組むし、とか、いろんなことにまだまだですけど、一個一個一番正直な、でも信頼して地球の未来を変えたいからハチドリ電力に選んでるぜっていうそういう信託をもらってると思ってるんで。それに値することをちゃんとやっていかないとなと思ってるんで。

樋口:だから、僕らユーザー側からすると一回まとめますよ。どうせ電力は使う、生活してたら。で、それを今なんとなく最初例えばマンション入ったときに紙が入ってて、ここに電話してくださいといわれて電話して契約してると。それが使ってる電力は変わらない。

田口:全く変わらない。

樋口:質は変わらないですね。例えば電圧が不安定になることはない。

田口:一切ないですね。

樋口:ということですね。

田口:電気って、電力自由化みたいなのがあって。発電する人と小売、売る人と、届ける人。ていう3つに分かれて。どの電力会社で買うかというのは自由にできるようになったんですけど。お届けする電線を管理するってのは電力会社毎にやってたら電線だらけになっちゃうんで、電線の管理ってのは元々の、例えば九電とか東電とか、同じ電線使ってるんで。どの電力会社を使うかで安定性は実は全く変わらないです。

樋口:ということは生活してて実感はまったく変わらない形で使える。

田口:そうですね。

樋口:で、あとは自分が何かしたことによって、ハチドリ電力さんに変えることによって地球温暖化が食い止められる。さらに、社会をよくする人たちが増える。しかも自分もそういう人たちからの情報を刺激として受けることができる。これ、メリットだけあってデメリット0ってことですね。あとは行動するかどうかだけで、社会が変わることに貢献できるってことですよね。

田口:そうですね。僕はそう思ってます。

深井:ぜひね、興味もった方はハチドリ電力でしらべれば出てきます。サイトから簡単に切り替えができます。

田口:そうです。電気の切り替えってめちゃくちゃ簡単で。ウエブサイトで切り替え手続き終わって。今の電力会社に契約やめますとかって連絡する必要がない。全部電気会社間でやる仕組みになってるんでウエブで3分5分で入力したらもうすぐ切り替えできて。

深井:電気代の検針票みたいなやつに書いてある番号とかを入力しながらあれしたら切り替えができる。ウエブ上でハチドリ電力で調べたら。

田口:検針票とか、検針票がない方はマイページにログインして、地点番号てのと契約者番号てのが必ずあるんですね。それを入力するだけで着替えが完了という感じなんで。

樋口:これは日本中どこの方でも切り替えが可能ってことですか。

田口:沖縄と離島だけがまだできないですよね。すいません。

深井:沖縄と離島の方以外。

樋口:逆にいうとそこ以外は。

田口:そこ以外は全国大丈夫です。

樋口:なるほど、ていうことなんで。ちょっとすいません、僕、田口さん今ハチドリ電力じゃないんですけど、ぼくんちすぐ変えます。マジで。これ聞いて、

田口:嬉しい。

樋口:逆に今までやってなくてすいません。

田口:だから発信が広告も、広告費もないような感じなんでこうやって。ホームページに載せてるんですけど本当にいい方達で結構著名な方たちも、深井さんを始めみんな変えてくださって。本当に意思を持ってくれてる方が選んでくれててすごい嬉しくて。お客さんと思ってない。これ失礼かもしれないけど、本当に仲間になってくれてありがとうと、いつも申し込みあるたびに思ってて。今まだちょっと少なくて、まだ1400件くらい。8月から始まって1400くらいなんですけど。でも毎日毎日切り替えてくれる、申し込みがいっぱいくる。その度に仲間になってくれてありがたいなという感じで思ってて。

楊:ちなみにハチドリ電力はなぜハチドリ電力なんですか。

田口:これね、一番見て欲しいんですけど。ハチドリのひとしずくっていう物語があるんです。中米かな、中米か南米に伝わる物語があって。ハチドリのひとしずくっていう動画をぜひYouTubeでよかったら見て欲しい。ハチドリっていう蜂くらい小さな鳥がいて、大きな山火事が起こってた時にですね、そのハチドリが嘴に水を運んで山火事を消しにいく。そのみんな逃げてる、ライオンとかとら、大きい動物たちがそんな小さな体で水消しにいってもなんにも意味がないよっていって嘲笑われる、バカじゃいの。だけど彼は山が燃えてるんだから何もやらないよりはやったほうがいいっていって、自分にできることをやってるだけっていう話をして。その物語が僕すごい好きで。自分がこれやったからすぐ何かが変わるわけではないと思って行動しないのではなくて。微力かもしれないけど無力ではないと信じて今自分ができることをやるってことがとても大切だし、その積み重ねで初めて社会が変わっていくよなって思って。僕夏になるとハチドリの刺繍がついたTシャツばっかりここ数年着てた。それがあってその電気の事業をやる時にハチドリのひとしずく精神でみんなでやれる選択肢にしていきたいなと思ってハチドリ電力って名前にしました。

深井:めちゃくちゃいい話をしました。

樋口:はあ。めちゃくちゃいい話。

深井:墨子と一緒。墨子と。

樋口:この話ってけっこうコテンラジオの中でも出てきましたし深井さんがいつも言ってることだと思う。結果はどうであれやりたいことをやるみたいな。

深井:本当ムーブメント系だなと思う。その意思がムーブメントを起こしていくというのは歴史上何回も起こってますからね。ここからなんか始まるムーブメント系のものにみんなで参加しようぜって感じ。絶対楽しいと思う参加してたほうが。

楊:奇しくもコテンラジオのロゴも鳥だしね。

深井:じゃあ、同じハチドリにしようか。混乱させるか。

樋口:混乱します。

深井:混乱しますね、やめましょう。

樋口:だから、僕もなんか本当に自分ができることをこつこつやっていこうという気になりましたし。

田口:本当にそうだと思います。みんなが、まず自分ができることをやるのを、電気に限らずなんかやれることをやるってことがすごく大切というかそれでしか最後は変わらないのかなと思うし。僕らみたいなソーシャルビジネスというよりよい社会よりよい地球をつくって生活しようってなった時に、選択肢がないと生活していく上での選択肢がないと。その選択肢をたくさん増やしたいと思って、いい選択肢を提示したいと思うのが僕らソーシャルビジネスマンの仕事だと思ってるんですね、だからさっき電気代を少しでも安くしたいのは、よりよい選択肢にしたいと思った時に、そうしたかった、そうしないとていうのが僕らの仕事だと思ってそういうことをやるんですけど。やっぱり一方でぼくらやってる側からするとそれを選ぶ生活者が増えてくれないとビジネスも成り立たないていう、こういう持ちつ持たれつ、そういう選択肢がないと生活が変えられないという人と、作っても選んでくれる人がいないと成り立たないという。だからさっきムーブメントと言っていただいたように、役割分担として提供する人と享受する人ってのがありますけど。あくまでも同じ目標に向かって作る側、買う側、使う側みたいな、が存在するだけで。同じ気持ちでみんなやっていくってのがこれからのビジネスのあり方というかソーシャルビジネスってそういうことなんじゃないかなと思いながらやってたりします。

樋口:素晴らしいですね。もちろん電力という形から自分ができることというのをやろうと思ってるんですけど。それよりも僕が今日お話しさせていただいて、田口さんの生き方にちょっと僕も共感するものがあってですね。だからなんかそこが結構僕の中でインパクトが強いですね。実際に僕が手を動かしてできることというよりは、精神というか、生き方にちょっと僕は共感してる部分があるので。

楊:すごいですね。

田口:そのきっかけになると思います。ありがとうございます。

楊:田口さんも最初はそんなに大きなことをやるというより自分でできることを誰かの他人のためにし始めたのが最初だったと想像してます。

田口:本当にそれだけです。たまたま仲間が増えてきて。少しずつ自分にできることの範囲が増えてきて。そしたら責任感も増してきて、もっとやらなきゃって、そういう連鎖でいま頑張ってるって感じです。

樋口:なるほどですね。いやいや、ちょっとすごい。

深井:いつまででも話せちゃいますね。

樋口:いやあ、ということで。ボーダレス・ジャパン代表の田口さんの話をお聞きしたんですけども。ぼく、なんかまとめて思ったのは、国の形というか、新らしい国の形という感覚を受けた。自分が中にいるけど、じゃあ実際決裁権は自分になくて、社会というか37人の決裁権のある集団で決まってる。そこで得た利益というのをまた違う人に回して分配してそれで増やしてるというところが、で、しかも投票権をもっててみたいな、否決権があってみたいな感じで、国が起きてる感覚に近いんじゃないか、新しい国の形、土地じゃないところでの。勝手にそんな感じで見てました。

深井:そうですね。だから完全に新しい今まで存在しなかった社会を動かす主体者が出てくるときの歴史の動きと一緒なんで、企業が生まれたときとか、株式会社が生まれた時とか、やってた。フランス革命の時とか。あんな感じの一つだというふうに思ってます。

樋口:ですね。全く新しいムーブメントが起きてる感覚が僕もわかりました。ていう感じですかね。

深井:はい。本当ありがとうございました。

樋口:ありがとうございました。

田口:ありがとうございました。

深井:ありがとうございます。本当に。

樋口:ではでは、本日のコテンラジオ番外編、ゲストは株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役田口一成さんでした。ありがとうございました。

深井:ありがとうございます。

樋口:ハチドリ電力お願いね。

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