#02 今の時代になぜリベラルアーツが大切なのか?

【ポイント】
①リベラルアーツとは今までの自分では持ち得無かった新しい世界理解のための「フレームワーク」
②既存の思考フレームワークにリベラルアーツを押し込んでも、それは単なる「雑学とハウツー」のであって「リベラルアーツ」ではない
③複雑多様化する社会において、複数の価値観の軸を持つことがそれぞれの人に合った「幸せ」の実現に繋がり、リベラルアーツはその機能を持っている


ヤンヤン:ではまた質問を

していきたいと思うけれども

最近はリベラルアーツ

という言葉がすごい多く出て

リベラルアーツに関する

本とか新書とかものすごく出ているけれども

ただ僕すげえ違和感があって

大学が文学部だったこともあるし

自分個人が

ずっと古典と歴史とか読んできた身からして

スキル向上とか

ビジネスに活かすっていう文脈でリベラルアーツを

捉えられてるっていうのが

ものすごく違和感を覚えてるんだよね

オレにとってそういうもんじゃないんだよね

深井:経営のための孫子とか

ヤンヤン:燃やしたくなるわけですよ

深井:分かる分かる

(笑)

深井:焚書

ヤンヤン:焚書したい

そういう浅いところで

リベラルアーツを捉えられてる現状に

ものすごく違和感を覚えてるんだけれども

そういう違和感は?

深井:全く同じ違和感があって

本末転倒だよね

リベラルアーツをスキルとして捉えて

やっていくなんていうのは

最も本末転倒で

ヤンヤン:会話の時にちょっと自分が

よく知ってるデキてる人間という風に

上手い話し方をするための

リベラルアーツっていう

深井:じゃないからね

ヤンヤン:馬鹿じゃねえのと思うんだけど

(笑)

深井:怒っとるね

(笑)

深井:端的に僕がリベラルアーツ

日本語で言った時に

厳密には違うけど

僕は人文

よく自分は人文学って言うんだけど

人文学の

大切さは端的に言うと何かっていうと

自分の考え方とか

自分のルーツからは

分からないことっていっぱいあるじゃん 世界で

ヤンヤン:ものすごくたくさんある

深井:自分の思考枠とか

フレームワークで解釈できないこと

これを相手の

自分じゃない人のフレームワークとか

思考方法とか

ルーツから理解する

っていう思考方法みたいな

人文学とかリベラルアーツって

だから

自分の今の既存のフレームワークの中に

リベラルアーツ入れちゃったら

それが本末転倒

ヤンヤン:確かにね

深井:何の意味もないそれ

そこから抜け出すってことがすごい大事だから

オレもほんとに思う孫子とかをさ

経営に役立てるための孫子とかさ

本当に本末転倒

逆だから

経営が孫子を理解するのに役立つだけだから

ヤンヤン:なるほど

深井:孫子はその上位概念というか

よりなんていうの

優れてるって意味じゃなくて上流

ヤンヤン:枠組み違う枠組みだもんね

深井:もう少し上流の枠組みの話だから

ここのレイヤー下げてやっちゃうと理解出来ない

孫子とか

ヤンヤン:自分の今の枠組みの中で

知識を増やしてるだけだもんね

深井:そうそう知識と

How to増やしてるだけになっちゃうけど

全く意味ない

ヤンヤン:枠組みを広げられてないわけよ

深井:だから例えばコーランを読んで

イスラム教徒は

どういう気持ちで毎日祈ってるんだろう?

っていうことを理解するであるとか

ヤンヤン:そうだよな

深井:あと 例えば2000年前の人は

今と全然時代背景も状況も

思想も違うんだけど

それってどういう感覚なんだろう?とかね

ヤンヤン:なるほど なるほど

深井:僕たちが普段

当たり前だと思ってることが

他のこういう人たちにとって

どれだけ当たり前じゃないかってことを

当たり前じゃない人達側の論理で

どう解釈で理解する

取りに行くっていうところが

リベラルアーツの真髄であって

ヤンヤン:そうだよな

深井:それはでも僕はホントに今の現代に

とても大切な

思考方法だと思う

これがね

50年くらい前

オレらの親世代とか

おじいさんおばあさんの世代だったら

やっぱり比較的

幸せのなり方

個人の目指すべき幸せのなり方って結構

画一化されてて

良くも悪くも

だからいい大学行って

いい会社入って

集団就職してとかさ

そこで頑張ってれば
幸せになりやすかったんだよね

ヤンヤン:年功序列で最後まで勤め上げるっていう

深井:別にそれを批判してるわけじゃなくて

そういう時代だった

今はどういう時代かっていうと

すごいインディビディアル化がすごい進んで

個人個人の

それぞれの人たちが

それぞれに合った形で社会に関わっていかないと

やっぱり皆もう

満足出来なくなっちゃってるんだよね

良くも悪くもそういう時代に突入しているので

それぞれの既存枠組みが破壊されてるっていうか

今までの前時代的枠組みとか

フレームワークとか価値観で

自分の人生とかを
測れなくなちゃってるわけ みんなが

ヤンヤン:なるほど

深井:人もそうだけど

多様性とか言われてるのもその一つだと思うし

LGBTとが認められつつあることも

その一つだと思うんだけど

そういう時代に

最も個人が幸せになるために

機能するのはリベラル ーツだと思うよ

組織がとかじゃなくて

組織のためにとか仕事ができるようになるために

とかじゃなくて

自分が幸せになるために

すごい大事だと思うリベラルアーツ

ヤンヤン:そうだよね

組織のためにとか

自分が仕事できるためにも

価値観の一つでしかないよね

深井:仕事が出来た方がいいんだっけ?

とかいうところから

疑うことがリベラルアーツだから

仕事ができた方がいいよねっていう

前提から始めるのが

今までの

How to本だから

ヤンヤン:仕事ができてなくても

幸せになった人たちって歴史にたくさんいるからね

深井:歴史上たくさんいるし

ゴッホみたいにさ

死んでから

評価される人もいるし

そもそも社会的評価って

僕たちに必要なんだっけっていうことも含めて

リベラルアーツだから

価値軸を同時に複数持つっていう

考え方だよね

ヤンヤン:なるほど

そういうことを

実感って 例えば今の仕事をしていく中で

感じる場面とかもあるの?

深井:いっぱいあるよ

社員の皆を面談しててもすごく感じるし

色んな会社で色んな

取締役とか顧問ていう立場だから

やっぱり面談する側で

ホントに千差万別色んな企業で

全部ベンチャーだけど

面談させてもらうこともあるけど

やっぱりみんな

悩んでるよねキャリアとか

ヤンヤン:キャリアね

深井:自分と仕事のリレーションシップを

関係性を

どう築くか?ってことに関しては

全員

不明状態に突入してる人の方が多いの

だから

昔だったら簡単だったんだよ

1種類か2種類しかないからだけど今は

自分てどう関わるんだろう?
っていうことを

分かんないか 分かっててもそこに

到達する方法が分からない人が

すごくいっぱいいるから

ヤンヤン:そうだよね

だからなんかすごい最近

キャリアコンサルタントが増えてるよね

深井:やっぱそうなんね

キャリアコンサル そうね

キャリアコンサルタントをディスるわけじゃないけど

キャリアコンサルタントよりも

ホントに

人文学勉強した方がいいと思う

だから

哲学 歴史とか

色んな思想を勉強するとか

そういうことの方が

今の自分の

思考が

他の思考のことを知ると

今の自分の思考とか思想が

どういうものなのかが分かる 逆に

ヤンヤン:相対化できるよね

深井:相対的に見ることができるので

分かりやすいんだよね

僕の考えってこういうルーツがあるんだとか

じゃあこだわる必要ないんだとか

ヤンヤン:そうだよね

昔の歴史の中に

実際同じような考え方してる人はいたんだとか

悩みとか

同じ悩みを持った人がいたんだとか

深井:それが人間にとって大切なことなのか

社会にとって大切なことなのか

個人にとって大切なことなのか

もしくは組織にとって大切なことなのかってことも

やっぱり

思想とか歴史を勉強すると分かりやすい

人間にとって大事なのと

個人にとって大事なことは以外は

プライオリティ一回下がるじゃん

だから組織と社会にとって大切なことってさ

別に

今みたいに色んな多様な関わり方を

社会にすればいい時代においては

自分の方を優先させる

それがインディビデュアルが進んでるって
そういう意味だから

どれを

気にしなくていいんだっけということも

なんか感覚的に分かりやすいよね

感覚的にね

論理じゃなくて

それがリベラルアーツを勉強する

一番大事な点

自分のことが良く分かる

社会のことが良く分かる

ヤンヤン:自分のとこが良く理解できるか

深井:良くできる

その結果

社会と自分を

どう関係付けていけばいいかっていうことを

自分で選択できるようになっていく

色んな種類を知ってるから

その種類がないと選択権がないんだよね

こうしようってなんない

オプションがないから

ヤンヤン:ずっと迷ったまんまになるもんね

深井:チンギス・ハンみたいに関わるのか

毛沢東…あんまり変わらんかった

(笑)

深井:吉田松陰みたいに関わるかのかみたいな

だから色んな関わり方があるんで

宮沢賢治みたいに関わるのか

どれがいい悪いってないんだよ

ヤンヤン:確かにね〜なるほど なるほど

深井:その価値は

社会ではたぶん

理解されてない気はするね やっぱり

書店に並んでる売れやすい本見てるから

ヤンヤン:基本的にみんな

仕事に集約されていくもんね

深井:まあね

お金を投資する対象としてやっぱりその

仕事に関連付かない限り

買わないんだよ みんな

価値を感じづらいからね

即効性もないし実際

リベラルアーツにはね

ヤンヤン:そういう目的じゃないもんね

なんかすぐに

結論を出すためのものじゃないからねあれは

深井:けどまあ

すごい大事だと思うよ

リベラルアーツだから逆に

今そうやってリベラルアーツが盛り上がってるのは

真の理解をしている人が少ないながらも

やっぱりそういうものが大事って思う人が

少なくとも前の時代よりも増えてきてるからこそ

そうやって話題上がってるわけじゃん

一昔前哲学を勉強しようなんて人は

ホントにたぶんいなかったと思うんで

いる時代もあるんだけど

いなかったんだと思うね

ヤンヤン:オタクだったもんね

として捉えられてたもんね

深井:アメリカとかでなんか

本質が理解されてるかどうか知らないけど

やっぱりリベラルアーツが大事だって言ってるのは

とても素晴らしいことだと思う

ヤンヤン:だから名門大学は絶対必修だもんね

深井:いや本当に必要だと思う

ヤンヤン:さっき個人のキャリアとか

自分の生き方の話をしたけど

逆に経営者の中で

ちゃんとリベラルアーツを

みなさんは勉強されてるのかな?

深井:どうなんだろ

してないんじゃない

ヤンヤン:してないの!?

(笑)

深井:やっぱ忙しいし

本からしか学べないじゃん

本質的な意味でのリベラルアーツは

全て経験からも学べるんだけど

今できる経験以外の

リベラルアーツって

やっぱり本からしか学べないんで

そこすごい距離あるよね

みんなが哲学書読んでるかって
言ったら読んないだろうし

歴史勉強してるかって言ったら

みんなが勉強してるわけじゃないし

ヤンヤン:それによって

経営の現場でどういったことが起きてるの?

深井:ずーっと皆勉強してないっていうか

今に限らずそうだよね

それはだから

勉強してる時期もあったんだろうけど

時代としては

経営者が

だから起こってるというよりは

これから勉強し始める人が増えるだろうから

それでどう変わるっていう感じだよね

僕はそれによって

いま色んな価値があるから 社会に

昔はなんか

価値の種類がもっと少なかったんだよね

売り上げあげるとか

今は売り上げも大事だけど

それよりこっちの方が大事で

売り上げ2番目とかっていう会社も普通に

ヤンヤン:ソーシャルの目的が大事っていうね

深井:普通にたくさんあるし

そうなってきた時に

色んな価値が乱立すると思うんだよね

そうすると競争社会にならないじゃん

同じ価値の中で

戦ってるわけじゃなくて

コテンもそうだと思ってるんだけど

コテンって競合が今いないわけ

データベース作ろうなんてやつ出てこないから

だから

競争しなくていいわけ僕たちは

競争じゃなくて

戦う相手は自分自身みたいになるよね

いかにクリエイティブに価値を見失わずに

僕たちが本来出すべき価値を

ブレずに出すかの方が大事なんだよね

競争して競り勝つかどうかよりも

そうなったときに大事なのって

そういう世界で大事なのって

調和する力なんだよ 色んな価値と

だから色んな価値を
調和して吸収してく力が

経営者として僕はすごく大事だと思っていて

ヤンヤン:おぉ〜

調和

深井:調和ね

色んな人と一緒に働けるとか

例えばコテンにイスラム教徒も
入って働けるとか

ヤンヤン:確かにね

深井:全然指向性が違う

全然違う指向性の人を入れる
必要ないんだけど

指向性が違う人でも入って活躍できるような

座組みとか組織体制になってるとか

ヤンヤン:いわゆる拡張性だよな

深井:フルコミットじゃなくてハーフコミットとか

クウォーターコミットでもいいから

そういう人たちが入ってきて

活躍出来るような土壌になってるとか

その人たちは目指してる方向が
違うんだけど

手伝ってもらえてるみたいな

そういう時代に突入していくにあたって

やっぱ調和できる力って大事で

調和するときに結局大事なのは
さっきの戻るけど

あれなんだよ

リベラルアーツだから

ヤンヤン:相手の文脈で

深井:相手の文脈で相手のこと評価をする力

僕が例えばコテンやってて

人文学が一番大切だから

人文学勉強してない人以外は

全員ダメだと思ってたとするじゃん

その時点で崩壊してるけど人文学として

人文学勉強してない人はダメだなんて思ってたら

そういう人たちと働けないよね

人文学目指してない人達と

けど今は

そういう人達と働いた方がいい時代なんだよやっぱ

そういう意味でいくと

色んな価値と人は

その人達はそういうロジックと
そういう感覚で

考えてるからそうなるよねと

それはすごい尊重するよ

って思ってる力がすごい大事

だと思うホントに

ヤンヤン:そうだよな

確かに 確かに

深井:そこも私は分かんないけど

そうなんだねっていうのは

全然一緒に働けないわけ

リスペクトがないと働けないから

あー分かる分かると

自分は目指してる場所はちょっと違うけど

あなたがやってることは
すごく僕も大事だと思うしって思ってないと

一緒に働けないみたいな

そういう意味で

価値観が複数ないとダメなんだよ

ヤンヤン:そうかそうか

深井:自分の中に

多数の価値を内在させてないと

これからの時代の経営者は

僕はあんまり価値を出せないんじゃないかなと思う

ヤンヤン:確かに

多様な価値観を

価値観を自分の組織の

価値転換していく為にはまず自分の中で

価値多様化を

多様化を持たないといけないってことだよな

深井:自分の中で転換していくためにもそうだし

向こうの人たちが手伝ってくれるって
意欲が湧くためにも

相手のことに対しての深い理解がないと

ヤンヤン:そうだよな

深井:だってイスラム教徒が

イスラム教徒のことを全然理解していない会社で

働きづらいわけじゃん

尊重してくれないと

ヤンヤン:なんでこの人たちは礼拝するんだみたいな

深井:時間の無駄とか思われながら働けないじゃん

それはそれで大事だよねって思ってくれてるから

働けるわけで

そういう状態をやっぱ作るためにも

リベラルアーツはものすごく大事なわけ

ヤンヤン:そうだよね

深井:そうじゃなくても大事なんだけど

そこでも大事だよねって感じだね

ヤンヤン:なるほど なるほど

深井:そんな感じ

ヤンヤン:また勉強になりました

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